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食材・料理のQ&A

キレートレモンは体に悪い?飲み過ぎによるデメリットを徹底解説

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料理・食材
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キレートレモン 体に悪い

【執筆者:編集部 山上由利子】

キレートレモンが体に悪いとされるのは、健康に良いメリットがある一方で糖質を多く含むため飲み過ぎると太るなどデメリットがあるからです。

どんなに体に良いものでも、摂り過ぎるとかえって健康を損なうことがあるので注意が必要です。

そこでこの記事では、キレートレモンを美味しく味わいながら健康に役立てるために押さえておきたい事柄を紹介します。

この記事を読むとわかる!
キレートレモンのこと

 

  • 飲み過ぎによるデメリット
  • 適量はどれくらい
  • 効果的な飲み方
  • 機能性表示食品の紹介

キレートレモンのデメリットだけでなく、メリットとして美容と健康のためにどんな効果があるのか詳しく知りたい人は、この記事を読んで参考にしてくださいね ♪

   

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キレートレモンが体に悪いとされる理由|砂糖とビタミンCの量

キレートレモン デメリット
キレートレモンを飲み過ぎると体に悪いとされるのは、砂糖が多く含まれていて肥満や生活習慣病など体に悪影響を及ぼす可能性があるからです。

ほかにも、ビタミンCの過剰摂取は胃腸への影響があったり、病気によっては注意が必要な場合もあります。

キレートレモンの飲みすぎが体に悪いと言われる原因
肥満・生活習慣病 砂糖の摂り過ぎ
(糖尿病の人は特に注意)
虫歯
酸蝕歯 クエン酸で口中が酸性になる
吐き気・下痢・腹痛 ビタミンCの摂り過ぎ
尿路結石・高シュウ酸血症 慢性腎臓病の人に限り
ビタミンCの摂り過ぎで発症

キレートレモンはレモン果汁を20%含み、レモンの美味しさを活かすためにあえて添加物の人工甘味料などは使わず砂糖を使用しています。

ほどよい味にするためにはかなりの砂糖の量が必要と思われます。

糖質の過剰摂取は肥満・生活習慣病・虫歯のリスクが増える

キレートレモンを飲み過ぎると砂糖の摂り過ぎで肥満・生活習慣病・虫歯になる可能性があり、体に悪いとされる原因の一つです。

砂糖は体内でブドウ糖と果糖に分解されますが、過剰な場合は中性脂肪に変わり脂肪細胞に蓄えられます。

脂肪細胞からは高血圧・脂質異常症・糖尿病などの生活習慣病を引き起こす悪い物質が分泌されます。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
肥満は病気ではありませんが、生活習慣病の原因となるので気を付けましょう。

また、砂糖は虫歯の原因となります。

どうして虫歯はできるの?
  • 口の中で虫歯菌が砂糖を分解し、ブドウ糖からグルカンを作り歯垢を形成する
  • 歯垢の中で虫歯菌が住み着いて、歯垢を大きくしながら砂糖を分解し酸を産生する
  • 酸により歯のハイドロキシアパタイトが溶けて虫歯となる

また、クエン酸のように酸性の飲み物を飲んだままにしていると、口の中が酸性となり歯が溶ける酸蝕歯になる可能性があるので注意しましょう。

キレートレモンにはクエン酸が1350mg含まれていますが、過剰摂取による健康被害の報告はありません。

一方ビタミンCは同量の1350mg含まれていますが、こちらは過剰摂取には気を付けなければなりません。

ビタミンCの過剰摂取で胃腸に影響あり|慢性腎臓病の人は要注意

水溶性ビタミンを摂取しても体内に蓄積されずに排出されるため、ビタミンCも過剰摂取しても問題ないように思われますが、吐き気・下痢・腹痛など胃腸症状が現れる可能性があります。(※1)

ビタミンCの1日の推奨量は100mgとされていて、実際1日に3~4g摂取して下痢が起きたという報告もあります。

飲み過ぎで慢性の下痢になっている人もいます。

体内でビタミンCは代謝されてシュウ酸になりますが、慢性腎臓病のように腎臓が悪い人はシュウ酸をうまく排出できずに腎臓結石や尿路結石になるリスクが高くなります。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
尿路結石の既往のある人は、ビタミンCを2000mg以上摂ることは推奨されていないので注意しましょう。

キレートレモンを飲んでも体に悪影響が出ないようにするために、気を付けることを確認してみましょう。

体に悪い影響が少ないキレートレモンの飲み方

キレートレモンを飲んで体に悪影響が出る可能性を防ぐには、1日1本に抑えるのがポイントです。

美味しいし体に良さそうなのでもっと飲みたくなりますが、砂糖の摂り過ぎになってしまいます。

WHO(世界保健機構)は糖類の摂取量を総エネルギーの10%未満に抑えると、肥満・虫歯のリスクを減らせる確かな証拠があるとしています。(※2)

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
5%未満だとさらに健康増進効果を得られるとして推奨しています。

総エネルギーの10%にあたる糖類の量とはどれくらいか、30代の男女(身体活動レベルは普通)を例にとって調べてみました。

糖類の量は炭水化物1g=4kcalとして計算しています。

総エネルギー量から換算した糖類の推奨量
 (A)推定エネルギー必要量(kcal/日)  (※3) 2700 2050
      (B)             (A)の10% 270 205
砂糖の推奨量   (B) ÷4   (g/日) 67.5 51.3

ここで言う糖類とは単糖類と二糖類のことで加工品や調理に使用されるものが対象です。

単糖類・二糖類とは
単糖類 ブドウ糖、果糖など はちみつや果物など
二糖類 ショ糖など 砂糖(ショ糖)を含む食品
 活動レベルが普通の30代の場合、総エネルギーの10%に当たる砂糖の量
男性・・・67.5g         女性・・・51.3g

キレートレモンの栄養成分表示によると炭水化物(糖質+食物繊維)が1本あたり26.7gとあります。

食物繊維はほとんど含まれていないのでほぼ砂糖量とみてよいでしょう。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
1日1本飲むなら、砂糖の量が10%相当量の約半分程度となり、ほかの甘い食品をセーブする必要がありますね。

糖尿病の人でも砂糖は40g/日は大丈夫とするデータもあります。

糖尿病や慢性腎臓病の人は、主治医に相談してみましょう。

キレートレモンは毎日継続して飲むと体にメリットがあると言われています。

 

キレートレモンは飲み過ぎなければデメリットだけではない

 

キレートレモン 飲み過ぎ

キレートレモンは医薬品ではないので病気に対する効能効果は謳えませんが、継続して飲むと美容と健康にうれしいメリットもあります。

キレートレモンに含まれるおもな栄養素と特徴
クエン酸 ・酸味で気分がシャキッとする
・ミネラルを包んで吸収しやすくする
(キレート作用)
ビタミンC ・抗酸化作用
・コラーゲンの合成に必須

キレートレモンはクエン酸とビタミンCが1350mg入っているので、美容や健康に気を遣っている人におすすめです。

クエン酸で期待できる効果|効果的な摂取のタイミング

レモンのクエン酸含有量は果物でもトップクラスでみかんの6倍あると言われています。

キレートレモンのメーカーの研究によると、クエン酸を継続摂取すると疲労感軽減効果やキレート作用によりカルシウムの吸収率が上がり骨密度が上がることが確認されています。

また血圧が安定したデータも報告されています。

いつ摂取したらいいかには諸説あります。

クエン酸摂取のタイミング
  • 夜寝る前・・・寝ている間に筋肉の修復が効率的に行える
  • 朝・・・体内時計を整える可能性がある
  • 運動前・・・エネルギーを効率的に生み出すことを期待して
  • 1日に数回に分けて

クエン酸は体内に大量に溜めることができないので、数回に分けて摂取するのがいいとされていますが、キレートレモンは炭酸飲料で155mlなので一気に飲めてしまいます。

メーカーに確認したところ、キレートレモンに関しては飲み物としての要素が強いのでどのタイミングでもよく、お好きなタイミングで飲んでくださいとのことでした。

残念ながらクエン酸の疲労回復効果は、国の機関である国立健康・栄養研究所においては現時点で十分ではないとされていますが、キレートレモンにはクエン酸で機能性表示食品として消費者庁に認められている商品もあります。

顔のむくみ感を軽減したい人にはこちらをおすすめします。

レモンやクエン酸についてもっと詳しく知りたい人はこちらの記事を参考にしてくださいね♪

 

結論|キレートレモンは1日1本なら体に悪いわけではない

キレートレモンのまとめ
  • 砂糖が多く含まれる
  • 飲み過ぎると肥満・生活習慣病になる可能性がある
  • 虫歯・酸蝕歯のリスクもある
  • 適量ならば美容と健康に役立つ
  • 機能性表示食品もある

キレートレモンはレモンの風味を活かした炭酸飲料です。

自然な味わいになるようあえて人工甘味料を使ってないのでカロリーが高いですが、とても美味しく瞬間リフレッシュできます。

カロリーオーバーにならないようほかの食品とバランスよく摂ることで、美容と健康に役立つだけでなく前向きな気分にもなるので上手に活用してみましょう ♪

 

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