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食材・料理のQ&A

酒粕を毎日食べ続けた結果!デメリットは?食べ過ぎない摂取量も

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料理・食材
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酒粕 食べ続けた結果

【執筆者:編集部 小林えり】

栄養素が豊富な酒粕を毎日食べ続けた結果、肌質や便秘の改善など、美容・健康面で効果を感じる人が多くいるようです。

とはいえむやみに食べ過ぎると、太る・酔うといったデメリットもあるので注意が必要ですよ。

この記事では酒粕を毎日食べた結果と、効果的に取り入れるために知っておきたい以下の情報をまとめました。

この記事を読むとわかる!
酒粕のこと

 

  • 栄養素と期待できるメリット
  • 気をつけたいデメリット
  • 摂取量目安とおすすめの食べ方
  • 食べる以外の活用方法

酒粕の適量がピンとこない人や、たくさん買ったけど結局余ってしまった!という人にも役に立つ記事なので、最後までぜひ読んでくださいね。

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酒粕の栄養成分と毎日食べ続けた結果のメリット

酒粕 毎日 食べた結果

適量の酒粕を毎日食べ続けると、生活習慣病の予防や便秘の解消など多くの効果が期待できます。

酒粕の主な栄養成分と期待できるメリット
ビタミンB ・皮膚や髪の毛を健康に保つ
・エネルギー代謝を促進する
食物繊維 ・腸内環境を整える
・血糖値の急上昇を抑制する
レジスタントプロテイン
(難消化性タンパク質)
余分な糖質・脂質を排出する
葉酸 血液の生産を促す

酒粕は清酒を作るときにできる搾りカスですが、風味と栄養価が凝縮された天然の健康食品といえるほど、さまざまな効能がある食品です。

最近では酒粕を使った市販のスキンケア商品もあり、肌に良い成分が豊富に含まれていますよ。

肌荒れ改善・美容効果も期待できるビタミン・α-EG

酒粕に豊富に含まれるビタミンB群は、皮膚や粘膜の抵抗力を高める・皮脂の分泌を調整するなど、肌の調子を整えるのに必要不可欠な成分です。

また日本酒由来のα-EG(α-エチルグリコシド)には、コラーゲン密度をUPさせて、保湿力を高めるという研究結果もありますよ。


個人差はありますが、食べる・飲むなどして内側から取り入れた場合は2週間程度で効果を感じた人がいるようです。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
酒粕パックや入浴剤など、外側から酒粕を塗布した場合は、比較的短い期間で効果を感じる傾向がみられますよ。


洗い流さないタイプのマスクは、貼ったまま別の作業ができるので便利ですね♪

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酒粕パックは美容面だけでなく、体内の調子を整えて健康をサポートしてくれます。

便秘の解消に役立つ食物繊維とオリゴ糖

酒粕に含まれる不溶性食物繊維は、腸の運動を活発にして不要な物を排出するはたらきがあるため、便秘の改善効果が期待できます。

不溶性食物繊維は、便の量を増やして腸管を刺激し、腸の運動を活発化させ、便通を整える働きをします。根菜類やきのこ類、繊維のかたい野菜(たけのこなど)、豆類などに含まれます。適切な食物繊維の摂取が大腸通過正常型便秘症において有用であるため、毎食の食事でこれらの食品をしっかりとることをおすすめします。

引用元:便秘と食習慣│e-ヘルスネット

また清酒の原料である米と麹菌が発酵することで生まれるオリゴ糖も、善玉菌を増やして腸内環境を整えてくれますよ。(※1)

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
同じく上記の栄養素が豊富なイモ類や乳製品などの食材と組み合わせると相乗効果がありそうですね♪


体質に合わない場合もあるので、お腹の調子が悪い人は様子を見ながら試してください。

酒粕は糖質やカロリーが高いので、血糖値が高い人は気になるかもしれませんが、実はそんな人にこそ酒粕はおすすめですよ。

血糖値を下げるはたらきも│糖尿病との関連は

酒粕に含まれる難消化性でんぷん(レジスタントスターチ)には、糖の吸収を抑えて食事による血糖値の急上昇を抑制するはたらきがあることが分かっています。

通常のでんぷん(炭水化物)は小腸の酵素によって全て消化吸収される成分ですが、難消化性でんぷんは分解酵素のはたらきを受けずに大腸まで達して、食物繊維のようなはたらきをする成分をいいます。全粒粉や冷やご飯などに含まれます。

ほかにも酒粕にはインスリン(血糖値を下げるホルモン)と似たはたらきをする成分があり、糖尿病の予防が期待できるという研究結果もありますよ。(※2)

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
あくまで食品であり、医薬品のような効果が現れるわけではありません。 糖尿病の人が積極的に飲む場合は、念のためお医者さんに相談してくださいね。

食べ過ぎには注意が必要ですが、適度な摂取は血糖値の安定化が期待できそうですね。

また難消化性でんぷんのほかにも、体内の不要な物を掃除をしてくれる成分がありますよ。

ダイエットの強い味方、レジスタントプロテイン

酒粕には難消化性タンパク質(レジスタントプロテイン)という成分が含まれています。

糖質や脂質に吸着して体外に排出することから、ダイエット中の人や食生活が乱れがちな人にとって、強い味方といえるでしょう。


レジスタントプロテインについては、こちらの記事も参考にしてくださいね。

美容面や健康面で幅広いメリットをもつ酒粕ですが、いくつか注意して欲しいポイントがあります。

酒粕を食べ続けた結果のデメリット│摂取量・体質に注意

酒粕 デメリット
酒粕は体質や誤った食べ方によっては、以下のようなデメリットが生じるおそれがあります。

酒粕を毎日食べ続けることによるデメリット
酔う アルコールの摂取
※妊婦・子ども・運転前は注意
肥満 糖質・カロリーの過剰摂取

アルコールに弱い体質の人やダイエット中の人は、食べる量に気をつけましょう。

アルコールで酔う場合も│子ども・運転前は控えて

酒粕は8~9%のアルコールを含むため、お酒に弱い体質の人(妊婦・子ども)は注意が必要です。

また粕汁を食べて飲酒運転になったケースもあるので、運転前は控えましょう

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
酒粕のアルコール度数はビールやハイボールよりも高いんです。

ただしアルコール成分は80℃以上で3~5分程度煮立てるとほぼ飛ぶとされているので、あまり神経質になる必要はないでしょう。

お酒に弱い体質の人は控える方が無難ですが、食べる場合はしっかり加熱してくださいね。

また体に良いからといって食べ過ぎると、肥満の原因になる可能性があります。

食べ過ぎは糖質・カロリー過多で太る原因に

酒粕は100gあたり215kcal、糖質は18.5gとカロリー・糖質ともに比較的高いので、毎日大量に食べ続けると太る危険性があります。(※3)

特に砂糖をたっぷり入れた甘酒にして飲む場合は注意が必要ですよ。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
砂糖大さじ1杯いれた酒粕甘酒は約145kcalあります。普段の食事にプラスして毎食飲むと、あっという間にカロリーオーバーになるので気をつけましょう。

難消化性の成分が豊富でも、糖質を過剰摂取するとダイエット効果が薄れてしまいますね。

食べ過ぎでうっかり太らないためにも、1日の摂取量目安を知っておきましょう。

目安は1日50g程度│毎日続けてもOKな食べ方

酒粕 そのまま 食べる
酒粕の摂取量に決まりはありませんが、カロリーや糖質を考慮すると1日あたり50g程度を目安にしましょう。

酒粕=粕汁のイメージがありますが、いつもの料理に加えるとコクと風味がUPしますよ。

グラム別 レシピ例(大さじ1あたり約20g)
酒粕の量 料理名 簡単な作り方
50g 甘酒 1.沸騰後に酒粕を入れる
2.弱火で完全に溶かす
3.好みで生姜を加える
約25g 酒粕ディップ クリームチーズと
練り合わせる
クリームパスタ 1.炒めた具材に牛乳
酒粕を入れて溶かす
2.味を整えて茹でた
パスタとよく絡める
きゅうりの
酒粕和え
1.酒粕・砂糖を混ぜる
2.薄切りで塩もみした
きゅうりと和える
約10g 豚肉の粕漬け焼き 1.酒粕・味噌・みりん
砂糖を混ぜて一晩漬ける
2.弱火で焼く

朝晩の味噌汁に溶かし入れるだけでも簡単に摂取できますね♪

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
1日10gずつ摂取すると冷え性が改善したという研究結果もあります。少量でも毎日続けることが大切ですよ。

また酒粕に含まれる酵母は熱に弱いので、ディップや和えものといった加熱しない調理法がおすすめです。

とはいえそのままだとアルコールの風味も強く、加熱しても多くの栄養素は残るので、苦手な人は無理せず熱を通して食べても問題ありません。

酒粕は腐りにくい食材ですが、食べるのに飽きた場合は肌から直接取り入れましょう。

食べる以外の効果的な使い道│パックや入浴剤に

酒粕はビタミンBのほかに、美肌効果が期待できるコウジ酸やアミノ酸を豊富に含むため、肌に直接塗るのもおすすめです。

酒粕パックは基本的に精製水と酒粕があれば作れるので、余ったら試してくださいね。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
 アルコールが肌に合わない場合もあるので、事前に手の甲や腕の裏などでパッチテストを行いましょう。

また酒粕の塊をガーゼやハンカチで包み、湯の中で揉みだすと酒粕風呂になりますよ。

保温効果が高く肌もしっとりするので、乾燥しがちな寒い冬にぴったりですね♪

結論|酒粕を適量食べた結果、健康面にメリットがある可能性大

酒粕のまとめ
  • ビタミンやa-EGの働きで美肌効果が期待できる
  • レジスタントプロテインはダイエットの強い味方
  • アルコールに弱い体質の人・運転前は注意が必要
  • 食べ過ぎ・高カロリー食材との組み合わせは太る可能性有
  • 摂取量は1日50g│酵母の力を活かすにはそのままで

酒粕を毎日食べ続けた結果、ビタミンや難消化性成分の作用で、美肌・幅広い健康増進の効果が期待できます

ただし普段の食事にプラスして水代わりに飲むと、カロリーオーバーで太る危険性があるので、1日の摂取量は50g程度にしましょう。

内側だけではなく外側からも摂り入れて、無理なく毎日続けてみてくださいね♪

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