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生活のQ&A

当て逃げがばれる日数|連絡の目安は1週間?見つかるまでの期間は

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当て逃げ ばれる日数

【執筆者:編集部 鳥越菜生】

当て逃げは犯罪なので被害者が警察に連絡・届出すれば捜査が行われ、ばれる日数はそれほどかからない場合もあります。

ばれると後日警察から連絡が来て出頭しなければならず、厳しい罰則が科せられたうえに損害賠償も自腹で支払わねばならない場合もあるのです。

すぐにばれなかったとしても、いつばれるかとビクビクしながら過ごさなければならないかもしれません。

そこでこの記事では、当て逃げで苦しむことのないように、ぜひ知っておきたい以下の項目について詳しく解説します。

この記事を読むとわかる!
当て逃げのこと
  • 見つかるまでの期間が1週間くらいなのは本当か
  • ばれない可能性とばれる仕組み
  • ばれると免停になる理由
  • 後日出頭することの重要性

駐車場でのドアパンチをはじめ、今まさに電柱やポール・フェンスなどに当てたまま立ち去って不安な人も、ぜひ読んでみてくださいね。

   

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当て逃げがばれる日数は1週間で連絡が来ることもありうる

当て逃げ 連絡 1週間

車や自転車で当て逃げをしてばれる日数は早ければ1週間ほどの可能性もありますが、被害を受けた人が警察に届け出ず、ばれないことも考えられます。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
しかし民法で不法行為による損害賠償請求権の時効は20年(加害者判明からは3年)とされているため、たとえ警察からの連絡がなく数ヵ月や1年が経過しても、逃げ切れたことになりません。(※1)

車両で物損事故を起こしたあとそのまま走り去ると当て逃げになり、道路交通法により定められている警察への「報告義務違反」に問われます。

(交通事故の場合の措置)
第七十二条 交通事故があつたときは、当該交通事故に係る車両等の運転者その他の乗務員(以下この節において「運転者等」という。)は、直ちに車両等の運転を停止して、負傷者を救護し、道路における危険を防止する等必要な措置を講じなければならない。この場合において、当該車両等の運転者(運転者が死亡し、又は負傷したためやむを得ないときは、その他の乗務員。以下次項において同じ。)は、警察官が現場にいるときは当該警察官に、警察官が現場にいないときは直ちに最寄りの警察署(派出所又は駐在所を含む。以下次項において同じ。)の警察官に当該交通事故が発生した日時及び場所、当該交通事故における死傷者の数及び負傷者の負傷の程度並びに損壊した物及びその損壊の程度、当該交通事故に係る車両等の積載物並びに当該交通事故について講じた措置を報告しなければならない

引用元:道路交通法

当て逃げすると事故後に取るべき対応も怠っているはずなので、同時に交通事故の場合の「危険防止等措置義務違反」も犯しているとみなされます。

交通事故は、人身事故と物損事故に分けられます。
歩行者や自転車に乗っている人をはじめ、車同士の事故でも乗っている人を負傷させた場合は人身事故扱いになり、逃げたら「ひき逃げ」です。

大きな事故を起こせば誰でも警察に連絡しなければと考えますが、軽くぶつかったと思えばそのまま走り去りたくなるかもしれません。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
残念ながらよくあるのが、駐車場でのドアパンチ後です。

当て逃げされた人は加害者が見つからないと修理費が自腹になるので、自分の保険を使わねばならない場合もあるでしょう。

そのためには事故証明書が必要になるので警察に届け出る可能性が高く、捜査されることになれば犯人は案外早く見つかる場合もあるようです。

捜査されれば見つかるまでの期間は短いかも

当て逃げしたことを届け出ると、被害の状況によっては警察の捜査で防犯カメラの解析もできるため、加害者が容易に特定される場合もあります。

事故が起こった場所と日時がはっきりしている場合は捜査が行いやすいので、早ければ数日で警察から連絡が来ることもあるようです。

当て逃げの捜査に役立つ情報
  • ドライブレコーダーの映像
  • 近辺施設の防犯カメラ映像
  • 加害者が乗った車の情報・写真
    (ナンバー・車種・カラーなど)
  • 周囲にいた目撃者からの情報

近年ドライブレコーダーや防犯カメラが普及し設置率が高くなっているため、街中に監視の目がある状況です。

当て逃げが見つかる確率は、相手がドラレコ搭載車だと断然高くなりますね。

ドライブレコーダーは駐車監視機能や振動感知機能がついたタイプが増え、車から離れているときも何かあると録画される仕組みになっています。

当たった瞬間の映像には日時も記録されているため、店舗や駐車場などの防犯カメラの映像を確認してもらいたいときにも有利です。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
防犯カメラ映像の開示は、警察を介さず直接依頼しても応じてもらえない可能性もありますが、日時が確定できれば許可される場合があります。

そのほか周囲に居た目撃者から、重要な情報がもらえる場合もありますよ。

警察が捜査として依頼すればあらゆる情報を入手できるため、加害者がすぐに割り出されるケースがある一方で、見つからないで終わる場合もあるようです。

ばれない場合も確かにある

当て逃げをしても、被害を受けた側が気づかないか我慢したり諦めたりして警察に届け出ない場合は、ばれる確率はゼロに近いです。

警察の捜査は、当て逃げされた人が事故により受けた被害を届け出ることから始まります。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
平成30年のデータでは、ひき逃げの犯人が見つかる確率は約60%と高く、死亡事故では97%以上が検挙され、機材の進歩や効果的な使用で検挙日数も短くなっているようです。
※参考元:ひき逃げ事件発生件数・検挙率の推移 | 令和元年版 犯罪白書(法務省)

しかしドアパンチのような物損事故だと、加害者を見つけるために届出をしても、被害や悪質性の程度から判断され捜査が行われない場合もあるようです。

車の傷も十分辛いことですが、人がケガをしているひき逃げ事故の方が重要視され後回しになるという、業務上の事情もあるかもしれません。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
物損事故については統計が取られないため確かな数値はわかりませんが、当て逃げで捜査されて見つかる確率はひき逃げの場合より低いと考えられます。

ドアパンチと違って相手がわかりにくいとはいえ、電柱や標識などの公共物にぶつかったときも対応を怠ると当て逃げになるので要注意です。

道路で電柱・ポール・フェンスに当たったときも要注意

運転中に電柱をはじめポールやフェンスなどにぶつかったときも、落ち着いて必ず警察に報告しましょう。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
壊れていると交通や生活上の危険性も考えられるので、もし当て逃げすると管理者からの通報で捜査され、ばれる日数は短いかもしれません。

賠償額が想像以上に高い場合もあるので、修理に保険を使えるようにする意味でも、正しく対応することが大切です。

ポールやフェンスは個人の所有物の場合もありますが、電柱や標識は道路上の公共物で、損害の程度によっては賠償額が数百万円に及ぶ可能性もあります。

万が一の場合に高額な損害賠償でもカバーできるか、加入している任意保険の対物補償の内容を確認しておきましょう。
ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
酒気帯びのような悪質性のある場合を除いて、警察に事故報告をすれば罰金や違反点数を課されることは無いうえ、物損事故として証明書を作ってもらえます。対象物の持ち主も探してもらえるので、安心して連絡してください。

事故を起こしたときの義務や定義を知らずに判断を誤る場合もあるようですが、当て逃げがばれたときの罰則も確認しておきましょう。

 

当て逃げがばれるときのペナルティーと正しい対応の仕方

当て逃げ 後日出頭 免停

当て逃げは道路交通法に違反する犯罪であり、見つかると罰金が科されるだけでなく、違反点数の加算により免停になる可能性があります。

ほかにも違反点数が累積していたら、免許の取消になる場合もあるので要注意です。

当て逃げに科される罰則と義務
報告義務違反 3ヶ月以下の懲役
または5万円以下の罰金
危険防止等措置義務違反 1年以下の懲役
または10万円以下の罰金
違反点数の加算 免許の停止・取消処分
不法行為による損害賠償 賠償金の支払い(

当て逃げによる罰則は、道路交通法119・117条にそれぞれ規定されています。

罰金になる場合がほとんどのようですが、お金を支払うだけでなく刑事罰が科されたとして「前科がつく」ことを忘れてはいけません。

さらに交通違反なので点数制度により違反点数が加算され、当て逃げの場合は行政処分で免停となり車に乗れなくなります。

ばれると免停になるのは本当 | 違反点数は7点加算

当て逃げがばれると違反点数が計7点加算されるため、それまで違反が無かった人でも一度で免停になります。(※3)

当て逃げした場合の加算点数(計7点)
安全運転義務違反 2点
物損事故の場合の
危険防止等措置義務違反
5点
ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
免停・免許の取消処分になれば、当然その日から一定期間は車に乗れなくなります。

当て逃げをした自覚があって悩んでいるなら、警察に自分から事情を話しに行くことを考えましょう。

後日出頭はしないより断然良い理由

当て逃げしたら翌日でも1週間後でも、後日出頭すれば情状酌量の余地があると判断され不起訴になりやすいので、黙っているより良い結果が期待できます。

自分から申告すれば不起訴処分にしてもらえる場合が多いようなので、悩んでいるならできるだけ早く警察に行く方が良いです。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
不安な場合は、費用はかかりますが、弁護士に相談・依頼して同行してもらうことをおすすめします。

当て逃げすればあとで大変なことになるので、車をぶつけたときに焦らないために、対応手順やドアパンチの防止対策などもぜひ参考にしてください。

 

結論 | 当て逃げがばれる日数は短いとは限らない

当て逃げのまとめ
  • ばれる日数は一概には言えない
  • 被害の申告があると警察に捜査される場合がある
  • 電柱・ポール・フェンスに当てたときも警察にすぐ報告
  • 検挙されれば罰金と違反点数の加算による免停に処される
  • 後日でも自分から出頭すれば不起訴になる可能性大

当て逃げは警察に捜査される場合もありますが、ばれる日数は短いとは限らないので、1週間や1ヶ月連絡が無ければもうばれないという目安はありません。

時効までは20年もあるので、見つかるまでの期間をずっと悩みながら過ごすのは、逃げた側といえども体に良くないですよね。

当て逃げはばれると交通犯罪として罰金や免停という重い罰則が科されますが、後日出頭して申告すれば不起訴になる可能性が高いです。

車をぶつけたときはすぐに警察に報告できるよう、日頃から対応手順も心得ておきたいですね。

 

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
交通事故トラブルを解決する情報は、こちらの記事で詳しく解説されています。あわせてご確認ください。参考:交通事故に関する記事一覧|法律相談ナビ

 

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