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食材・料理のQ&A

三輪そうめんと揖保乃糸の違いってなに?徹底比較してみた!

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料理・食材
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私は子どものころからそうめん揖保乃糸」のが大好きで、パッケージを見ただけでテンションが上がってしまうほどです。

私の友人は「三輪そうめんの方が好きだ」と言っていたのですが、そもそも三輪そうめんと揖保乃糸の違いって何だろう?と疑問を感じました。

そうめん好きの私としては、徹底的に三輪そうめんと揖保乃糸の違いを調べておかねば!と思ったので、今回は以下の項目について徹底調査しました。

  • 三輪そうめんと揖保乃糸の違いとは?深掘り調査した結果を大公開!
  • 三輪そうめんと揖保乃糸を見分ける方法を教えます
  • 三輪そうめんの等級の違いと特徴とは
  • こんなに違う!揖保乃糸のランクと違い
  • 全国各地のおいしいそうめんを探してみた

 

今日、世間では健康ブームで数々の健康法がテレビ、雑誌、ネットなどのメディアで騒がれていますよね。

私自身も最近体重は増加傾向にあり、いろいろ試しましたが、食べることが大好きな私には食事の回数や食べる量を減らしたりすることが苦痛で仕方ありません。

運動する時間もなかなか作れない私が考えついたのが、低カロリーで大好物なものをたくさん食べようということでした(笑)。

そこで最初に頭をよぎった食べ物が「そうめん」です。

夏はもちろん、冬もにゅうめんとして1年中おいしく食べることができますし、低カロリーのイメージもあります。

さらに調理も手軽ときたら、もっと評価されてもいいんじゃないのでしょうか!!(笑)

外食などではもしかしたら口にしているかもしれませんが、いつも揖保乃糸ばかり食べていた私は、そんなにそうめんの種類を意識したことすらありませんでした。

そこでこの機会に、三輪そうめんと揖保乃糸の違いについて調べることにしました。

三輪そうめんと揖保乃糸の違いだけでなく、全国各地のおいしいそうめんの特徴など、そうめん好きの方には見逃せない情報を徹底調査したので、ぜひあなたも参考にしてください!
 

   

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深く知れば面白い!三輪そうめんと揖保乃糸の違いってなに?

三輪そうめんと揖保乃糸はどちらも見た目が同じそうめんで、素人には違いがはっきりわかりにくいと思います。

そうめん好きであれば知っておくべき三輪そうめんと揖保乃糸の違いは何なのか、詳しく調査してみました!

 

大きな違いは産地とブランド力に注目!

三輪そうめんと揖保乃糸の違いを見極めるには、産地の違いに注目してみましょう。

三輪そうめんの産地は奈良県、揖保乃糸の産地は兵庫県です。

どちらも「日本3大そうめん」の1つで、もう1つは小豆島の「島の光」というそうめんです。

三輪そうめんと揖保乃糸はどちらも手延べ素麺という共通点がありますが、実は三輪そうめんが素麺の元祖といわれています。

現在の奈良県で誕生した手延製法が、兵庫県に伝わって揖保乃糸が生まれ、香川県の小豆島素麺、長崎県の島原素麺へと伝わったそうです。

 

ブランド力の違い

三輪そうめんは、「三輪山本(旧・三輪そうめん山本)」や、「池利」などの江戸時代からそうめん作りを行ってきた特定業者が製造する商品がブランド化されていました。

現在は奈良県三輪素麺工業協同組合が三輪素麺を商標登録し、検査に合格した製品に鳥居が描かれた帯でまとめて商品化したものを三輪素麺として販売されています。

奈良県三輪素麺工業協同組合は約80名の組合員が在籍しており、組合が手がけた製品が天皇家へ献上されています。

これに対して「揖保乃糸」は兵庫県手延素麺協同組合の統一ブランド名であり、全てのそうめんが組合によって製品検査や徹底管理されています。

兵庫県手延素麺協同組合には約660名、400以上の業者が在籍しており、各業者が知名度の高い「揖保乃糸」のブランド名を使うことで地域活性化を狙っています。

三輪そうめんの場合は、「そうめん発祥の地」という強みはありましたが、各製造業者で別々の商品名で販売していたこともあり、ブランド力がいまいち弱い部分があったようですね。

それに対し、揖保乃糸は地域の業者が結集して「揖保乃糸」という名前で販売したことでブランディングに成功し、全国的に知名度が高まったという経緯があることがわかりました。

三輪そうめんと揖保乃糸の違いがわかりましたが、見た目はどちらも同じそうめんのように見えますが、茹で方や味にも違いがあるのでしょうか?

もう少し三輪そうめんと揖保乃糸の違いを掘り下げて調べてみたので紹介します。

 

三輪そうめん vs 揖保乃糸!両者の違いを徹底比較してみた!

三輪そうめんと揖保乃糸は見た目ではほとんど同じそうめんのように感じられるので、もう少し掘り下げて茹で方や味の違いについて調べてみました!

茹で方の違い

そうめんは茹でるだけで手間がかからないイメージですが、三輪そうめんと揖保乃糸は茹で方に違いはあるのでしょうか。

結果、茹で時間が多少異なるだけで基本の茹で方は両方同じでした。

ここでそうめんの茹で方の流れをまとめておきます。

 

1.たっぷりのお湯を沸かす

沸騰したお湯にそうめんを散らばるように入れてから、麺同士がくっつかないようにかきまぜて下さい。

目安はそうめん1束に対し約1Lが目安で、お湯を多めに使うのがコツです。

 

2.沸騰するまで茹でる

再び沸騰すれば、ふきこぼれない程度に火加減を調節してください。

なお、茹で時間の目安は以下の通りです。

 

揖保乃糸 一般的な三輪そうめん
1分30秒~2分 約2分
※注)三輪山本の白髪は30秒、白龍や池利の極細麺は約1分

 

3.素早く流水へ

麺に芯がなくなれば素早くザルに移し、水で粗熱を取った後、水を流しながらよくもみ洗いをします。

 

味の違い

麺の細さでいったら三輪山本の「白髪」が一番細いですが、一般人には揖保乃糸と三輪そうめんの味の違いは分からない人が多いとのことです。

また、少数ながら違いが分かる方もいるが、意見は真っ二つに分かれています。

ただ、1つ言えることは揖保乃糸も三輪そうめんも、市販されている他の素麺よりは断然美味しいということです。

 

三輪そうめん vs 揖保乃糸の結果

ここまで三輪そうめんと揖保乃糸の違いを調査しましたが、大きな違いといったものはほとんどなくて、まったくの互角と言って良いでしょう。

同じ素麺でも生産者によって味やコシに差が出るという情報や価格の違いもありますが、比較をして一概に優越を決めるのは難しいものがあります。

一つ言えることは、三輪そうめんと揖保乃糸はどちらも等級があり、人気にそこまでの差はなく、決定的な違いは産地だけです。

 

三輪そうめん山本についてはこちらで詳しく紹介しています
↓↓↓
三輪そうめん山本の白龍とは?白髪との違いや実際の評判は?

 

では、三輪そうめんの等級はどのようにランク付けされて、最高級のものはどのようなそうめんなのでしょうか。

興味があったので調べてみることにしました。
 

 

三輪そうめんは麺の細さでランク付けされる!見分け方はコレ!

奈良県三輪素麺工業協同組合が販売している三輪そうめんには等級があり、4種類のランクに分かれています。

そうめん好きな私としては、やはり最高ランクの三輪そうめんを食べてみたい!と思いましたが、見分け方はどうしたら良いのか調べてみたところ、意外にも簡単な見分け方がありました。

 

麺の細さが手延技術の難しさを象徴する

奈良県が産地の「三輪そうめん」は伝統的な製法を活かした「手延べ素麺」なので、細くなればなるほどいかに技術が必要なのかがわかりますよね。

三輪そうめんの最高級品とは、やはり麺の細さによって等級が決まります。

細ければ細い方が上の等級となり、高級品となります。

たしかにそうめんを食べるにあたって、麺が細くてコシがあるにコシたことないですよね。(笑)

三輪そうめんの帯には鳥居のマークが入っているのですが、なんとその帯から等級がわかるとのことです。

ではその等級によって具体的にどのような違いがあるのでしょうか?

 

最高級品「三輪の神杉(かみすぎ)」

三輪そうめんの中でも最高級品として、トップに君臨するのが「三輪の神杉」です。

昔から伝えられる手延べ素麺の技術を結集させて商品化されたそうめんで、三輪そうめんの中で最も細いのにコシはしっかりあるのが特徴です。

1束は約50gで600~650本もあり、標準商品の「三輪の誉」と比較すると倍近くの本数になるほどです。

帯の色は銀色っぽく、その上に紫色で印字されています。

 

 

 

「三輪の緒環(おだまき)」

「三輪の緒環」は「三輪の神杉」に次ぐランクのそうめんで、極細専用の小麦粉を使用し生産時期が限定されており、厳しい製品検査を合格しています

細くてもしっかりとした噛みごたえを感じられて、そうめんの美味しさを実感できるのが特徴です。

帯の色は「三輪の神杉」と同じで銀色っぽく、その上に紫色で印字されています。

また、「三輪の神杉」「三輪の緒環」は限られた生産者しか作っておらず、まさに三輪そうめんの最高峰にあたります。

 

 

 

三輪の瑞垣(みずがき)」

「三輪の瑞垣」は、寒時期に生産し蔵でじっくりと熟成させたことでコシの強さを引き出しているのが特徴です。

帯の色は金色で、その上に黒色で印字されています。

 

 

 

「三輪の誉(ほまれ)」

奈良県三輪素麺工業協同組合が販売している三輪そうめんの約9割を占めているのが「三輪の誉」です。

厳選された小麦粉と塩使って伝統的な手延技術をしっかり活かしながら作られた商品で、多くの人に親しまれています。

帯の色は黒色で、その上に金色で印字されています。

 

 

1束/50gあたり 製造者 茹で時間 長さ
三輪の神杉 銀色に紫文字 600~650本 限定 1分 19cm
三輪の緒環 475~525本 1分半
三輪の瑞垣 金色に黒文字 400~475本 指定 2分
三輪の誉 黒色に金文字 350~400本

 

「三輪の誉」と「三輪の神杉」では1束あたりの素麺の本数が約1.5倍違うことがわかりました。

ただでさえ麺の細いそうめんですが、最高級品のそうめんは更に細いことがわかりました。

しかし好みは人それぞれ違いますので、自分の口には一体どの三輪そうめんが合うのか興味があるので、機会があれば食べ比べてみたいと思います!

では、「揖保乃糸」もこのようなランクがあるのでしょうか?

揖保乃糸にもランクがあるの?最高級品はこうやって見分けよう!

三輪そうめんには等級があって麺の細さに違いがありましたが、兵庫県が産地の「揖保乃糸」もランクがあり、そのランクによって帯の色が違うことがわかりました。

揖保乃糸は原材料や麺の細さ、製造時期などによってランク分けされています。

では、どんな等級に分類されているのでしょうか?

ランクが高い順に紹介していきたいと思います。

 

「三神(さんしん)」

揖保乃糸の中での最高級品は「三神」です。

特徴としては原料の小麦粉が上質なものを厳選して使用していることと、組合から選ばれた製造者だけが商品化できる最高峰のそうめんです。

「三神」は黒色の帯で束ねられています。

 

 

 

「特級(とっきゅう)」

揖保乃糸で二番目のランクが「特級」です。

三神とほぼ同じ条件で作られていますが、特級は三神よりも麺の太さが0.1mmほど太くなっています。

贈答用として人気が高く、帯は黒色で「特級」の印字が入っており、高級感漂うそうめんとなっています。

 

 

 

その他の揖保乃糸のランク

揖保乃糸のランクは、「縒つむぎ」「播州小麦」「熟成麺」「上級」「太づくり」と続きます。

それぞれ特徴は以下の通りです。

 

縒つむぎ

国内産の小麦だけを使っており、もっちりした食感を楽しめるのが特徴です。

 

 

播州小麦

「ふくほのか」と「ゆめちから」という兵庫県産の2種類の小麦粉を原材料に使用しており、兵庫県認定食品にもなっています。

 

 

熟成麺

厚生労働省認定国家資格「製麺技能士」が手がけた手延べそうめんで、1年間専用倉庫で熟成させたものが商品化されています。

 

 

上級

揖保乃糸全生産量の約85%を占めており、最もスタンダードな商品として親しまれています。

 

 

太づくり

北海道産の「きたほなみ」を原材料に使用しており、少し太めの手延べそうめんです。

以下、ランクごとにまとめてみました。

1束/50gあたり 製造時期 太さ/麺の長さ
三神 黒色 約550本 12月下旬〜翌2月上旬 0.55〜0.60mm
特級 約480本 12月〜翌2月 0.65〜0.70mm
縒つむぎ 紫色 約400本 12月〜翌3月 0.70〜0.80mm
播州小麦 緑色 約300本 11月〜翌3月 0.90〜1.10mm
熟成麺 金色 約400本 12月〜翌3月 0.70〜0.90mm
上級 赤色 10月〜翌4月
太づくり あずき色 約270本 5月・9月 1.10〜1.50mm

 

このようにランクに関係なく全ての等級において、製造者さんのこだわりがすごく感じられました。

ということは広い日本で見た時、もっとおいしそうなそうめんがあるはずだ!という期待を込めて調べることにしました。

「三輪そうめん」、「揖保乃糸」の他に一体どんなそうめんが日本全国に存在しているのでしょうか。
 

全国には美味い素麺がまだまだあった!その特徴をまとめてみた!

全国にはそうめんの有名どころとして有名な県が多くあることがわかりました。

まず上記にまとめた三輪そうめん」(奈良県)、「揖保乃糸」(兵庫県)に「小豆島」(香川県)を加えたものが日本三大そうめんといわれています。

他に島原そうめん(長崎県)なども、「三輪」に供給されていた歴史があり非常に有名であり、まだまだ美味しいそうめんは全国にあります。

となれば、一体どこのそうめんがどんな特徴があって色んな人から愛されているのか気になるところでありますよね。

そうめんの原料はブランドによって違いもあり、食用油を使っていない素麺もあることがわかりました。

そこで三輪そうめん、揖保乃糸の他にもまだまだある全国の有名な素麺を調べて、それらの違いについてまとめました。

 

ブランド名 産地 製法 特徴
卵麺 岩手県 機械式 岩手県奥州市一帯で作られる卵を加えた黄色いそうめん
白石うー麺 宮城県 機械式一部手延べ 食用油を使わず、短く太い麺で有名。大正初期より手延べから機械生産へと変わった
大門そうめん 富山県 手延べ 一般的な棒状の素麺ではなく、乾燥して切断する前の半乾き状態の麺(長さ約2m)をまるまげ状に丸めて乾燥させためずらしい形状
和泉そうめん 愛知県 手延べ 一度乾燥させた長いままの素麺を再加湿し、やわらかい半生状態まで「戻し」を行った半生素麺
大矢知そうめん 三重県 手延べ 太い麺で、冷麦産地としても有名
備中そうめん 岡山県 手延べ 鴨方素麺、かも川素麺とも呼ばれる
菊川そうめん 山口県 手延べ 昭和50年代からとまだ歴史が新しい新興産地
小豆島そうめん 香川県 手延べ 約400年の歴史があり、手延べ油に「ごま油」を使っている
半田そうめん 徳島県 手延べ 麺が太く、モチモチとした食感
五色そうめん 愛媛県 手延べ 通常の白、赤(梅肉)、緑(抹茶)、黄(鶏卵)、茶(そば粉)と天然色素で5着色している
神崎そうめん 佐賀県 機械式 近年、手延べ製法から近代的機械生産へと変わった
島原そうめん 長崎県 手延べ 国内第二位の生産高で、三輪そうめんや他有力産地の下請け産地として発展してきた
南関そうめん 熊本県 手延べ 半乾き状態の長いままの素麺を、8の字状に折りたたみ乾燥させた素麺

 

そうめんの手延べ製法と機械式の違い

全国各地のそうめんの特徴を見るとわかるように、素麺の製法には手延べと機械式があるようです。

ではこの2つにどのような違いがあるのか比較してみましょう。

 

手延べ製法の特徴

  • 一定の方向にヨリ(ねじる)をかけながら引き伸ばす
  • グルテン(複合タンパク質)が網の目状
  • もちもちとしてコシがあり、口当たりもなめらか
  • 断面に空気穴がある

 

機械製法の特徴

  • 生地に圧をかけながら伸ばす
  • グルテン組織がバラバラ
  • コシがイマイチで、ツルンとした喉越し
  • 断面に空気穴がない

このように、手延べ製法で作られたそうめんは細くてもしっかりコシがあり、口当たりがなめらかで美味しい!と感じられるのが特徴です。

機械で製麺されたそうめんの食感とは全く違うので、本当に美味しいそうめんを求めている方は手延べ製法のそうめんをぜひお試しください!

まとめ

三輪そうめんと揖保乃糸の違いについて徹底調査した結果などを以下にまとめます。

  • 三輪そうめんも揖保乃糸も日本を代表する素麺
  • それぞれ組合がつくられ、製品の品質や安全性などが徹底的に管理されている
  • 味やコシなど、どちらがいいかは好みによって分かれる
  • 決定的な違いは産地のみ
  • 三輪そうめんも揖保乃糸もランク分けされていて、ランクが高いと価格も高い
  • 機械式と手延べでは食感が全然違う

 

三輪そうめん、揖保乃糸両者ともに、いかに人々に愛されてきた食べ物なのかお分かりいただけましたでしょうか。

その他のそうめんもとても魅力的で、歴史ある日本文化の1つとしてずっとこの先もさらに輝き続けるでしょう。

また最近では海外からも徐々に目を向けられているそうで、これからはどんどん世界にも認知されていくことでしょう。

私自身もこれをきっかけに三輪そうめん、揖保乃糸はもちろんですが全国各地の色々なそうめんに興味を持ちましたし、周りも家族、友人などにもそうめんに詰め込まれた素晴らしさを伝えていきたいと思います。

 

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