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食材・料理のQ&A

和菓子の賞味期限を徹底調査!長く日持ちするのはどのタイプ?

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料理・食材
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先日法事にお供えしたお下がりの和菓子をたくさんいただきましたが、個包装の包みに賞味期限が書かれていなくて、いつまで日持ちするのかわからないものがいくつもあります。

和菓子は種類によって賞味期限が長いものや短いものなど、目安はあるのでしょうか?

無駄にしたくないので、和菓子の賞味期限について以下のような内容を調べてみました。

 

  • 有名な和菓子の賞味期限はどれくらい?
  • 長く日持ちするのはどのような和菓子なのか
  • 賞味期限切れの和菓子は食べられるのか、いつまで大丈夫なのか
  • 和菓子の正しい保存方法とは?冷凍もできる?

 

夏はお盆もあり、お供えやお土産で和菓子を持っていくことも多いですよね。

日持ちする和菓子の種類がわかれば、お土産で持っていくときの参考にすることもできます!

あまり日持ちしないイメージのある和菓子ですが、せっかくなので最後までおいしく食べたいですし、持って行った相手にも同じように困らず食べきってもらいたいと思いませんか?

この記事を通して、最後まで和菓子を楽しんでもらえるようになれば嬉しいです♪
 

   

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和菓子の賞味期限はどれくらい?店舗や種類別に日持ちを調査!

和菓子と言っても、いろいろな種類がありますよね。

目的によって日持ちが短くても良い場合、日持ちが長いほうが良い場合などさまざまです。

お土産やお供え物によく利用される有名店のお菓子をピックアップして、賞味期限を一覧表にまとめますので、是非お土産選びの参考になさってください!

 

和菓子の賞味期限一覧
和菓子名(メーカー名) 賞味期限 引用元
水無月 (たねや) 2日 公式サイトより
末廣饅頭 (たねや) 4日 公式サイトより
若鮎 (村中甘泉堂) 4日 公式サイトより
松の蘿 (松乃屋) 5日 ふるさと納税サイトより
栗饅頭 (たねや) 夏:5日
冬:7日
公式サイトより
にいくら (大吾) 5~7日 新座市産業観光協会HPより
川通り餅 (亀屋) 7日 公式サイトより
かるかん饅頭 (薩摩蒸気屋) 8日 販売サイトより
もみじ饅頭 (にしき堂) 14日 公式サイトより
むらすずめ (橘香堂) 14日 公式サイトより
若草 (彩雲堂) 10~15日 公式サイトより
ひよこ (吉野堂) 21日 公式販売サイトより
最中ふくみ天平 (たねや) 23日 公式サイトより
雲龍 (俵屋吉富) 夏:15日
春・秋:20日
冬:25日
公式サイトより
あも (叶 匠壽庵) 26日 公式サイトより

 

2~3日と短いものから、1ヶ月ほどと比較的賞味期限が長いものまでさまざまですね!

この中で、もみじ饅頭は中身があんこだけではなく、カスタードやチョコレートなどたくさんの種類があります。


こちらは5種類の詰め合わせのようですね。

中身によって賞味期限が短い場合もあるようですので、ご注意ください。


こちらはたった3日!短いですね。

でも写真に気になる言葉が…もみじ饅頭って冷凍できるんですね!

他の和菓子について冷凍できるかどうかは、後ほど「和菓子の正しい保存方法」の章で詳しくご説明しますので、こちらもお見逃しなく!

 

長く日持ちする和菓子はどのタイプ?

和菓子の日持ちはさまざまだとわかりましたが、和菓子の種類によって日持ち期間が違うのは何か目安があるのでしょうか?

実は、和菓子は含まれている水分量によって、生菓子・半生菓子・干菓子の3種類に分類されます。

水分量が多いものが生菓子、少ないものが干菓子となり、基本的には水分量が少ないほど日持ちが長いと考えることができます。

おおよその目安を以下にまとめますね。

 

和菓子の種類と日持ち
和菓子のタイプ 水分量 主な和菓子 日持ち目安
生菓子 30%以上 おはぎ、饅頭、餅、羊羹など 1~2日(羊羹は例外)
半生菓子 10%~30% もなかなど 3日~1週間程度
干菓子 10%以下 煎餅、落雁など 1ヶ月~3ヶ月程度

 

あくまで水分量による分類なので、「生菓子」という名前だからと言って加熱していないという意味ではありません。

生菓子と聞いてすぐに思い浮かべる「練り切り」は餡と求肥を混ぜて作りますが、餡は豆を炊いて作るものですし、求肥は白玉粉と水と砂糖を混ぜて加熱して作ります。

羊羹も小豆を炊いて餡にしたものを使っていますので、生ものではありませんね。

ちなみに羊羹の賞味期限が生菓子の中でも非常に長いのは以下のような理由があります。

 

羊羹が長持ちする理由

羊羹は非常に糖度が高い和菓子です。

一般的に糖度が高い食品は、浸透圧により食品中の水分が少なくなります。

食品を腐らせる原因であるカビや雑菌は生きるのに水分を必要とするため、糖度が高い食品内では繁殖しにくくなり、食品が腐りにくいのです。

ただし、栗羊羹のように他の食材が入っていると、その食材から水分が出ますので、餡だけの羊羹より日持ちが短くなります。注意しましょう。

 

何日くらい日持ちするのかは、糖度や中の具材によって変わりますね。

とにかく長持ちするお土産を持っていきたい!なんて時には干菓子や糖度が高い羊羹がふさわしいと考えることができるのではないでしょうか。

でも、いくら用途に合わせて和菓子の種類を選んだからと言っても、賞味期限切れになってしまう場合もありますよね。

そんな時はどうしたらよいのでしょうか。賞味期限切れの和菓子は食べてはいけないのでしょうか?

続いては賞味期限切れになった和菓子は食べてはいけないのか、食べられるならいつまでなのかについて解説します。

お読みいただいて、和菓子を無駄にすることもなく、お腹を壊すこともなく、安全に和菓子を楽しめるようになってくださいね!
 

 

和菓子が賞味期限切れになった!いつまでなら食べられるの?

期限が切れた和菓子を食べられるかどうかは、記載されている期限が「賞味期限」なのか「消費期限」なのかによって大きく異なります。

 

  • 賞味期限:正しく保存した場合、食品の品質が変わらず「おいしく」食べられる期限
  • 消費期限:正しく保存した場合、「安全に」食べられる期限

 

このように定義づけられています。

消費期限切れの場合は、安全ではなくなって健康に影響を及ぼす可能性もあるので、食べないほうが賢明でしょう。

一方で、賞味期限切れの場合は、「おいしさが損なわれている可能性がある」けれど、すぐに食べられなくなるわけではないと考えられています。

実際に、食品の賞味期限や消費期限を検査する機関である「日本食品機能分析研究所(日機研)」でも、賞味期限の検査を行う際は、「メーカーが表示したいと考えている日数の1.2~1.5倍の日数の品質の保持」を確認しています。

この事実を参考に考えると、賞味期限は少し余裕をもって設定されていることがわかりますね。

製造日から何日後が賞味期限として表示されていることがわかる商品の場合は、以下のように計算できます。

和菓子の賞味期限はどれくらい?店舗や種類別に日持ちを調査!」で紹介した商品を例にして確認してみましょう。

 

賞味期限が製造日から14日後に設定されている「もみじ饅頭」の場合

14日 × 1.2 = 16.8日 ⇒ 検査結果で品質保持が確認された期間

 

賞味期限が製造日から14日間に設定されているもみじ饅頭は、表示されている日付よりも2~3日長く品質の保持が確認されていると言う計算になりますね。

ただし、メーカーの保証期間をすぎていますので自己責任となりますし、メーカーが保証している賞味期限の日数に関しても、あくまで「正しく保存した場合」です。

和菓子の保存方法は、「高温多湿を避けて常温保存」と書かれていることが多く、一般的に常温とは「15℃~20℃」程度を示しています。

真夏の30℃を超えるような室内に何日も放置していた場合、正しく保存しているとは言いにくく、期限内であっても品質に変化が現れる場合がありますので、保存状態には注意が必要です。

直射日光を避け、なるべく涼しい場所に保存するようにしてください。

 

和菓子は腐るとどうなるの?傷んだ時の見分け方がコレ!

賞味期限の記載が日付だけなので製造日から何日後が賞味期限として表示されているかわからない、個包装には賞味期限が記載されていなかった……などの場合、最終的には和菓子の見た目や味を参考にして、自分で判断するしかありません。

和菓子は腐るとどうなるのでしょうか?

和菓子が腐った時の特徴を以下にまとめますので、見分け方の参考になさってください。

 

  • カビが生えている
  • を引いている
  • 酸っぱい臭いがする
  • 少し食べてみて酸っぱい味や、腐っているとわかる味がする

 

特に、餡は色が黒いので、見た目に色の変化は感じにくいかもしれません。

カビが生えると、「これはダメだ」とわかりやすいですが、それ以外でわかりやすいのは、やはりでしょう。

少し怖いですが、ほんの少量を口に含んでみて、違和感を感じるかどうかを確認するのとわかりやすいのではないでしょうか。

 


このように酸っぱさなどの違和感を感じる場合があるようです。

また、自己責任だとお伝えしましたが、賞味期限切れのものを食べることはリスクを伴います。

ケーキなのか和菓子なのか、何が原因かを特定することはできませんが、やはり賞味期限切れのものを食べるとお腹が痛いなどの健康被害が現れるかもしれませんので、和菓子の状態をよく観察してくださいね。

腐った時の見分け方はわかりましたが、本当は腐らないのが一番です!

最後に、和菓子の正しい保存方法をご紹介しますので、これを参考に正しく保存して、おいしい期間をできるだけ長くしましょう♪

 

栗きんとんの賞味期限についてはこちらの記事で詳しくご説明しています!
↓ ↓ ↓
栗きんとんの賞味期限切れは何日後まで大丈夫?メーカー別に調査!

 

 

和菓子の正しい保存方法!冷蔵や冷凍しても大丈夫?

先ほどの章でも少しご紹介した通り、和菓子は「高温多湿を避けて常温保存」とされています。

洋菓子のように、傷みやすい生クリームなどが使われていると冷蔵保存が基本となりますが、和菓子はその頻度が低いことや、餡や求肥などのでんぷん質が多く、冷蔵庫に入れると乾燥して固くなってしまうのです。

直射日光を避けたなるべく涼しい常温下で保存するようにしましょう。

我が家では困った時は食器棚に保存しています。

窓からの日を浴びるリビングやキッチンのカウンターの上などよりは、いくらか涼しく保存に適していると考えています。

でも、あまりの猛暑が続く場合にはそれでは心配です。

そんな時には、冷凍するのがおすすめです!

和菓子が冷凍できるってご存知でしたか?

私は今まで全くイメージになかったのですが、そういえば冷凍の回転焼き(大判焼き・今川焼き)やたい焼きって売られていますよね!

 

 

おいしいし、正しく解凍すれば作り立てのようなので気に入って買っていました。

他にも饅頭、もなか、生菓子、お餅も冷凍できます。

考えてみたらお正月に余ったお餅も当然のように冷凍していました…知らず知らずのうちに、和菓子の冷凍保存を利用していたんですね。

和菓子の冷凍方法と解凍方法を以下にまとめます。

 

和菓子の冷凍方法

  • 食べきれないならなるべく新しいうちに冷凍する
  • 1つずつもしくは、1回に食べる量ずつ小分けにしてラップに包む
  • 密閉袋か崩れやすいものは密閉容器に入れて冷凍する

和菓子の解凍方法

  • 常温で2~3時間自然解凍する
  • たい焼きなどは冷蔵庫で自然解凍したのち、電子レンジで温め、トースターで少し焼くとカリッとおいしい

 

冷凍方法も解凍方法も簡単ですね!

ただし、いくら保存が可能とはいえ、冷凍すると若干食感や風味が損なわれますのでその点は頭に入れて冷凍保存を利用してください。

冷凍保存したものは2週間~1ヶ月程度で食べきるようにしましょう。

これ以上長くなると、冷凍焼けも起こってどんどん風味が損なわれていきます。

まとめ

和菓子の賞味期限や和菓子のタイプ別の日持ちの目安、腐った時の見分け方について解説してきました。

 

  • 和菓子の賞味期限は商品によって違う
  • 水分量によって3つに分類でき日持ちも異なる
  • 生菓子:水分量30%以上、日持ちは約2~3日
  • 半生菓子:水分量10~30%、日持ちは数日~1週間
  • 干菓子:水分量10%以下、日持ちは1~3ヶ月程度
  • 羊羹は生菓子でも糖度が高くて日持ちする場合が多い
  • 和菓子が腐ると味や臭いに違和感を感じる
  • 和菓子は冷蔵保存には向かないが冷凍保存は可能なものがほとんど
  • 冷凍は小分けしてラップし、密閉袋か密閉容器に入れる
  • 自然解凍の日持ちは2週間~1ヶ月程度

 

手土産で持って行って、その場で一緒にいただくような場合は日持ちしない生菓子も良いですが、お供えなどで持っていくときには半生菓子や干菓子が良いですね。

もしくは小豆だけで作られている羊羹も喜ばれそうです。

少し特別感のある和菓子ですから、無駄にせず最後までおいしく食べきりたいものです。

慌てて無理やり食べきるよりは、冷凍保存もうまく活用して、優雅に和菓子を楽しめると素敵ですね♪

 

いちご大福の賞味期限はこちらの記事で詳しく解説していますよ!
↓ ↓ ↓
いちご大福の賞味期限を大特集!期限切れは何日後まで食べられる?

 

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