ポテトサラダの常温放置はOK？腐るとどうなる？保存期間の目安

【執筆者：編集部 佐々木なるみ】

ポテトサラダに含まれる材料は傷みやすいため、常温放置するのは危険です。

また、手作りの場合は冷蔵庫保存であってもあまり日持ちしません。

そのため、保存期間がどのくらいか把握するだけでなく、見た目や臭いで腐っていないかどうか確認することも大切です。

暑い夏は特に短時間の常温保存も油断できません。

腐るとどうなるか気になる方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

ポテトサラダの常温放置はOK？市販品と手作りの日持ち期間

ポテトサラダは常温保存ができません。

手作りポテトサラダは日持ち期間が短いですが、市販品だと賞味期限が1ヶ月以上設定されている商品が多数販売されています。

ポテトサラダの日持ち目安

	市販品	手作り
常温	不可	不可
冷蔵庫	1～2ヶ月	1～2日
冷凍	ー	2～3週間

しかし、開封後も保証されている期間ではないため、開封後は手作りに限らず市販品もなるべくすぐに食べ切りましょう。

こちらの商品であれば、賞味期限45日で食べ応えがあるのがいいですね。

同じくケンコーマヨネーズの商品で、賞味期限がさらに延びて60日間です。

大容量なので、食べ切れずに残った場合は、腐る可能性があるので注意が必要です。

腐るとどうなる？翌日まで放置したポテトサラダが危険なワケ

ポテトサラダはあまり日持ちしないため、すぐに下記のような状態が現れたら食中毒菌が増殖している危険性があります。

腐ったポテトサラダの特徴

見た目 変色	糸をひく
臭い 匂い におい	酸っぱい臭い
味 食感 触感など	酸っぱい味

過去にも、ポテトサラダを食べて腸管出血性大腸菌O157による食中毒が発生しています。（※1）

食中毒菌が付着した食品を食べると、下痢や嘔吐、発熱などの症状が現れ、成人に比べて子供や免疫力の弱いお年寄りは重症化するリスクが高いです。（※2）

食中毒対策は、食材選びやすぐに持ち帰って冷蔵庫に保存するなど、調理時だけでなく買い物の段階からできるため、6つのポイントをぜひ参考にしてください。（※3）

ポテトサラダに入れる食材によって、日持ち期間が変わってきます。

牛乳入りは日持ちするのか｜保存期間に関わらず傷みやすい食材

ポテトサラダはご家庭で入れる具材や味付けが異なるため、家庭の味が色濃く表れる料理です。

頻繁に使っている食材が、ポテトサラダが腐る原因になっている可能性もあるので、チェックしてみてください。

きゅうりなしや玉ねぎなしは物足りなく感じるかもしれませんが、これらの野菜から出る水分によってポテトサラダが腐るのです。

さらに、じゃがいものようなでんぷん質は火を通した後でも腐りやすいのが特徴で、菌や微生物がでんぷんを分解して有害物質を生み出すことが原因です。

しかし、材料の下処理をして正しく保存すれば、1日でも長く日持ちするかもしれません。

ポテトサラダの冷蔵庫・冷凍保存方法｜賞味期限切れを防ごう

ポテトサラダは冷蔵庫であれば1～2日、冷凍庫だと2～3週間日持ちします。

ポテトサラダの正しい保存方法

常温	不可
冷蔵	1．保存容器に移して ラップか蓋をする 2．肉や魚から離して保存する
冷凍	1．小分けしてラップで密閉する 2．保存袋に入れて冷凍する

冷凍庫の開け閉めによって温度差が生じると結露が発生し、霜ができやすくなるため、冷凍保存する際は袋の中の空気をしっかり抜くことが大切です。

こちらの商品のような二重ジッパーだと安心です。

特に忙しい朝、作り置きのポテトサラダがあれば、ご飯のお供としてサッと準備できるので便利ですね。

作り置きで朝ご飯が楽チン！日持ち期間が延びる冷凍保存

ポテトサラダを冷凍保存する場合は、冷凍向きの具材を選んだり、解凍後の食感を考えて滑らかにしたりしておくことが大切です。

水分の少ないインゲン、加工品のハムやベーコン、ウインナーなども冷凍向きなどでぜひ一度試してみてください。

結論｜ポテトサラダは常温放置すると腐る危険性がある

ポテトサラダは常温放置すると腐る危険性があるため、必ず冷蔵保存・冷凍保存をしましょう。

市販品であれば賞味期限の長い商品もありますが、開封後は手作りと同じように保存してください。

入れる食材によって腐りやすくなる場合もあるため、注意が必要です。

作り置きしておくと、時間がない時の朝ご飯や晩ご飯に便利ですよ。