【執筆者:編集部 松洋子】
牛すじは煮込むと柔らかく仕上がり、砂糖を多く使うことから食べ過ぎると体に悪いと言われています。
牛すじとは牛のアキレス腱やスネの筋が入った部分を指し、プルプルした白い部分はコラーゲンです。
脂質が多いと誤解されがちですが、実は低カロリー高タンパク質でダイエットに適した食材といえるでしょう。
この記事では、牛すじを美味しく食べるために知っておきたい以下の項目を解説します。
牛すじ のこと
- 体に悪いと言われる理由
- 煮込み料理を仕上げる注意点
- 白い部分は脂質でなくコラーゲン
- ダイエットに適した栄養成分
牛すじの栄養成分や効能を知って、普段の食生活に取り入れたい人はぜひ最後までご覧くださいね♪
目次
牛すじが体に悪いとされるのは誤解|適量ならOK
牛すじは砂糖を使い甘く煮ることから、食べ過ぎると体に悪い影響があると言われています。
甘く煮込む | ・砂糖を使用 |
---|---|
コラーゲン 過剰摂取 |
・むくみ ・頭痛 |
▼牛すじ煮込み
レトルトパックの牛すじは、保存がきくので災害時の備蓄食としても利用されています。
牛すじとはアキレス腱やスネ部分であり、肉の種類のなかでも硬くて臭みがあるので砂糖を使って煮込むのが適しています。
食べ過ぎは糖質過多に|肉を柔らかくする作用あり
牛すじは砂糖で煮る影響により糖質過多になる可能性があり、食べ過ぎると体に悪いので気を付けましょう。
牛すじ煮込みなら白米無ければそんなに太らないってフォローしてもらえても、カロリー表示なくても実は食べながら分かってる。
こいつは煮込みに砂糖を大量に使ってる味だから、ご飯なくても太るってことに。
しかし美味しい。
でもしばらくは控える。 pic.twitter.com/S3AuCD7Nkq— 適当人間タガメ@沼の底から (@tagamekamo) March 10, 2022
牛すじは噛みにくい?
肉に砂糖を加えて煮ると、肉の凝集が抑制され硬くなりません。しかし、幼児や高齢者が飲み込みにくい場合は食べるのを控えた方がいいですね。
牛すじはコラーゲンが豊富ですが、1日の推奨摂取量もここで確認しておきましょう。
白い部分はコラーゲン|摂取量は5〜10gが適量
牛すじの白い部分はゼラチン質のコラーゲンで、摂りすぎるとむくみ・頭痛の原因になる可能性があります。
コラーゲンの1日の推奨摂取量は5〜10gであり、牛すじに加えコラーゲン入りドリンクを飲む場合は注意が必要です。
牛すじは煮込み料理によく使われますが、大きな鍋で作る際に発生しやすいウェルシュ菌食中毒についても理解しておきましょう。
煮込み料理に発生しやすいウェルシュ菌食中毒
牛すじはおでんやカレーが定番ですが、じっくり煮込むと発生しやすいウェルシュ菌に注意が必要です。(※1)
- できるだけ早く食べる
- 鍋のまま常温放置しない
- 調理後は手早く冷ます
牛すじの詳しい扱い方法は、こちらの記事を参考にしてくださいね♪
詳しくはこの記事をチェック!
牛すじは適量なら体に悪い影響どころか、うれしいメリットも期待できますよ。
牛すじは低カロリー高タンパクでダイエットに最適
牛すじは栄養が豊富に含まれ、低カロリー高タンパク質でコレステロールも少なく体に悪いどころか健康に効果的と言われています。
タンパク質 | コラーゲン | 肌の保湿を助ける |
---|---|---|
エラスチン | 肌のハリ、弾力を作る | |
ビタミンB12 | 神経機能を正常に保つ | |
ビタミンK | 骨の形成を促進する |
タンパク質の一種であるコラーゲンやエラスチンは、女性にうれしい美肌効果が高くダイエットにも効果的です。
脂質が多い・太るは誤解|種類別カロリー比較も
牛すじは脂質が多い・太るなどのイメージがありますが、実はまったくの誤解であり、カロリーも以下のようになっています。
種類 | エネルギー | 脂質 |
---|---|---|
牛もも | 233kcal | 15.5g |
牛すじ | 155kcal | 4.9g |
牛すじカレーに特製ポテトサラダとゴーヤのおひたしで乾杯です。最近、牛すじが低脂質、高タンパクと知りハマってる!ずっと高脂質な奴だと勘違いしてたよ、ごめんね牛すじちゃん🙏💦 pic.twitter.com/yZA1fUO6s1
— 山本希望 (@nojomiy) September 25, 2022
下処理の仕方とは|美味しく食べて健康アップ
牛すじは臭みや大量のアクを取り除くため、必ず下処理をおこないます。
すぐに食べない場合は、下処理後に冷まして冷凍しても良いでしょう。
牛すじをさまざまな料理にアレンジして、美味しく食べましょう。
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結論|牛すじは食べ過ぎなければ体に悪い影響なし
- 煮込み料理は砂糖を多く使うので食べ過ぎると体に悪い
- アキレス腱や筋の入った肉で硬く臭みがあるのが特徴
- 白い部分はコラーゲンで1日の摂取量は5〜10gが適量
- 脂質が多いのは誤解で低カロリー高タンパクでダイエット向き
- 下処理をしてからさまざまな料理に活用しよう
牛すじとは牛のアキレス腱で硬く臭みがあるので砂糖で煮込みますが、食べ過ぎると体に悪い可能性があります。
白い部分はコラーゲンであり、適量を守れば上質なタンパク質として健康や美肌に効果的です。
牛すじは低カロリーでコレステロールも少なくダイエット向きの食材といえるでしょう。
牛すじ煮込み以外にもおでんやカレー、お好み焼きなどにアレンジして美味しく食べてくださいね♪