【執筆者:編集部 今冨るみ子】
誰でも「鏡に映る顔になりたい」「鏡の顔になりたい」と望んだ経験があると思いますが、それは本当の自分ではありません。
「鏡は自分の顔より7倍可愛く見える」とも言われるのは、見慣れていたり脳が美化したりしているからです。
そこでこの記事では、鏡の自分と他人からみた自分がなぜ違うのかについて紹介します。
- 写真より7倍可愛く見える理由
- 写真と鏡どっちが本当か
- 本当の自分の顔を知る方法
- 鏡と他人から見た顔のギャップを小さくするには
写真と鏡で違いすぎるので、どっちが本当の顔なのか知りたい人にも読んでほしい内容です。
鏡に映る顔になりたいと思う理由 | 鏡に映る自分は本物ではない
「鏡に映る顔と写真はどっちが本物だろう」と思うことがありますが、他人からみた自分は鏡の中にはありません。
ただ、鏡に映る顔は脳の補正や慣れなどによって見えるもので、本当の自分とは違うと思ったほうがいいでしょう。
- 左右が反転
- 見慣れている
- 無意識にキメ顔をしている
- 脳内で可愛く変換している
鏡の特性によって実物の顔とは違うように見えています。
左右反転 | 写真と鏡の顔が違いすぎる人はゆがみが大きい可能性も
実物や写真の顔と違ってみえるのは、鏡に映る顔は左右が逆になっているからです。
人の顔は左右対称ではなく微妙に違います。
仕事場のトイレの鏡見ながらふと思う。
写真に写る自分の顔より、鏡に映る自分の顔のが好きやなぁと🤔
パーツが逆なんよね。
顔違うと思いません?そんなこんなで今日もお疲れ様でした☺️
— nao (@7070cross) May 26, 2023
鏡と写真とで顔がかなり違うと感じる場合は、ゆがみが影響している可能性もあります。
鏡の顔は毎日見ているので、それが基本になっていることも原因のひとつです。
鏡の自分は見慣れている | 単純接触効果
鏡の顔のほうが見慣れているので、写真のほうがいつもと違うと感じます。
人は何度も繰り返し接触するものに好感を持ちやすい傾向(単純接触効果)があるからです。
単純接触効果(ザイオンス効果)
元々興味がなかった事や物・人に対して、何回も接触するうちに関心を持つようになること。
毎日の洗顔やメイクなど、自分の顔は鏡で見ている時間が一番長いので愛着がありひいき目にみてしまいます。
【写真に写った自分の顔が気に食わない理由②】
そして、自分の顔は鏡で普段良く見ているので「単純接触効果」で、親しみを強く持っているそう。
※単純接触効果(ザイオンス効果)とは接触を繰り返すことで、興味が強まる心理的現象。
何回も見ているものは、認識できるまでのスピードが速くなり、↓— まり姉/美のオトナ女子 (@matie_marie2016) February 19, 2023
鏡だと写真よりも表情の調整をしやすいこともあります。
鏡の顔になりたいのは無意識に可愛く見えるキメ顔をしているから
鏡を見るときは自分が可愛く見えるように角度を調整したり、無意識にキメ顔をしたりしていると言われています。
写真の場合だと、自撮り以外は自分で調整や確認をして撮影できないので、鏡に映る顔のほうが可愛く見えると感じるようです。
さらに単純接触効果も加わるため、「写真の自分の顔はブサイク」「写真写りが悪い」と感じてしまうのですね。
鏡で見る顔は脳内で勝手に美化されていることもあります。
脳内補正で鏡は自分の顔より7倍可愛く見えることもありえる
鏡で見ている自分の顔は、理想に近いように映す脳内補完が入っているため、可愛く見えていると言われています。
人は、鏡を見るときに無意識に「自分に足りない」「可愛くない」と思う部分を脳内で補正をしているそうです。
今日卒アルの撮影したんだけど、撮った写真見て自分ブスだなーって思った
鏡より写真の方がブスなの何でなんだろう、鏡が美化されてて写真が正常なのかな— えの (@eno_0506_study) April 25, 2023
残念ながら鏡に映る自分は本物ではありませんでしたが、現実を受けとめてより可愛くなることはできます。
本当の自分の顔を知る方法 | 他人からも可愛く見られるには
鏡に映った可愛いと思っている顔になるには、本当の自分の顔を知ったうえでどうしていくか、が大切です。
本当の自分の顔を知るには、次の方法があります。
- 写真を撮る
- スマホのアプリ
- リバーサルミラー
写真の顔は気に入らないことが多いですが、それに慣れることから始めましょう。
他人から見た自分の顔は外カメラで撮れる
脳のバグにじゃまされることなく本当の自分の顔を知るには、スマホの外カメラで自分の写真を撮るのが手軽です。
また、スマホの広角レンズは、近距離でも顔全体が映る性能のため画面の端が伸び、本来の顔とは違って見えます。
つまり、広角レンズでは遠近感が強調され、近いものは大きく遠いものは小さく写ります。
着物とは直接関係のない話ですが、せっかくのきれいな気姿なのにもったいないなぁと思う写真を時々見かけるので…
常識だよと思った方はスルーしてください
一般的なスマホのカメラは広角レンズのため、肉眼で見た時よりも、カメラに近いのものはより大きく、遠くのものはより小さく見えます pic.twitter.com/BrNPv7UET5— ビー (@kimono_ossan) November 28, 2022
他人から撮ってもらうのが一番自分の顔に近いですが、自撮りする場合はスマホ用三脚で離れた方がいいですね。
スマホを使うとどこでも他人から見た自分を確認できます。
本当の自分の顔をスマホで知るアプリ
左右に反転するアプリを使えば、他人から見えている顔がわかります。
「ナチュラル・ミラー 」はiPhoneを鏡として使えるアプリですが、反転させて他人から見た顔も確認できるアプリです。
「反転鏡」は名前のとおり、常時反転している顔を見れます。
「どこでもミラー」は鏡としても反転鏡としても使えます。
ゆがみに気がつかずメイクをしていることが多いので、左右対称にできるといいですよね。
相手から見た自分の顔を映すリバーサルミラー
鏡に映った顔をさらに反転した左右反転鏡のリバーサルミラーを使えば、いつでも他人から見た自分を確認できます。
周りで私以外使ってる人今の所誰も見た事ないんだけど「リバーサルミラー」、人から見たときの自分の顔が分かるから本当にオススメ。普通の鏡って、良いように補正がかかるから、脳って怖い。最初見たとき死にたくなったけど、自分の顔の歪み等を完璧にメイクで治せるから逆に自信がついた。
— たろまま部長@3:30起床&宅建(みやざき塾生)&健康料理♪ (@taromamafp) May 19, 2022
鏡では無意識にキメ顔をしていると言われますが、写真用にも確認しておくといいですよ。
可愛く見える表情や角度の練習をする
自分の本当の顔がわかったら、他人に写真を撮ってもらうときに可愛く映る顔の練習をしましょう。
鏡と本物の顔は左右のゆがみが大きいと差が大きくなります。
ゆがみを直す | 鏡の顔と写真の顔のギャップを少なく
ゆがみが大きければ大きいほど鏡とのギャップも大きくなり、本当の自分の顔がブサイクに見えることもあるようです。
また、顔のゆがみがあると、エラが張ったり顔が広がって大きくなったりなど、可愛く見られることから遠ざかっていきます。
- 頬杖をつく
- 脚を組む
- 猫背
- 同じ歯でばかり噛んでいる
- 同じ方向でばかり寝る
顔のゆがみを直すストレッチもやってみてください。
鏡に映った自分の顔についてはこちらでも詳しく書いています。
詳しくはこの記事をチェック!
鏡に映る自分と写真の顔が違いすぎても落ち込む必要はありませんね。
結論 | 鏡に映る顔になりたいなら相手から見た自分を知ろう
- 鏡に映る自分は本物ではない
- 写真の自分の顔のほうがブサイクに見えて当たり前
- 外カメラやアプリを使えば自分の本当の顔を知れる
- リバーサルミラーで他人から見た顔でメイクができる
- ゆがみを直して鏡と写真の顔の差を少なくする
鏡に映る顔になりたいと思うことは誰でもありますが、写真の自分のほうが他人から見えている状態に近いです。
他人からどう見えているのかを客観的に知り、ゆがみを直したり表情の練習をしたりして、少しでも可愛く見えるようになるといいですね。