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生活のQ&A

小切手の換金期限と方法は?期限が切れた場合はどうなるの?

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先日掃除をしていたら、いつか換金しようとして仕舞い込み、うっかり忘れていた小切手を見つけました。

振出日がかなり前の日付だったのですが、小切手の換金期限があるものなのか、もし期限が切れていたらどうしたら良いのかわからなかったので、今回は以下の項目について調べてみました!

  • 小切手にはどんな種類があるのか?
  • 小切手には期限があるのか?
  • 小切手の換金方法は?
  • もし期限が切れた場合はどうしたら良いのか?
  • 紛失してしまった時の対処法

 

小切手を受け取る機会があまりないと、どうやって換金したら良いのか手続き方法すらわかりませんよね。

私も小切手を受け取ったものの、換金の仕方がよくわからなかったので後回しにしているうちにすっかり忘れていました。

振出日からかなり日付が経っていたので、もう使い物にならない紙切れになってしまったのかとガッカリしていたのですが、今回小切手の期限を含めて詳しく調査したおかげで安心できました。

日本の小切手だけでなく、海外の小切手が期限が切れた場合なども掘り下げてみました。

私のように、小切手の期限についてお困りのあなたに役立つ内容を盛りだくさんでお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
 

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小切手の換金には期限があるの?換金方法はどうするの?

小切手を受け取ったら換金しなければ、何の価値もないただの紙切れになってしまいます。

まずは小切手の換金期限を踏まえ、小切手の種類と換金方法も合わせて確認してみましょう!

 

小切手の種類

小切手には、大きく分けると

  • 持参人払式小切手(じさんにんばらいしきこぎって)
  • 線引小切手(せんびきこぎって)
  • 先日付小切手(さきひづけこぎって)

の3種類があります。

 

持参人払式小切手について

持参人払式小切手」は、小切手を持っていった人が誰であっても支払われる小切手で銀行窓口にですぐに換金できます。

 

銀行の窓口に持参するもの

小切手

印鑑

本人確認書類

 

記名式小切手または指図式小切手になる場合

持参金払小切手の「持参人」の文字を2本線で消して訂正印を押印すると、記名式小切手(きめいしこぎって)あるいは指図式小切手(さしずしきこぎって)となります。

記名式小切手は「受取人」を指定。

指図式小切手は「○○殿またはその指図人」を指名。

簡単にいうなら、誰であっても小切手を持っている人なら換金できた持参金払小切手が「特定の人しか換金できなくなった」とうことです。

どちらもケースも、小切手の裏面 にも受取人の記名・押印が必要です。

指図式小切手では、受取人以外の人が小切手を持っているのであれば、小切手を持っている人の記名・押印も必要です。

 

線引小切手について

線引小切手」または別名「横線小切手(おうせんこぎって)」は、小切手の表の上部に二重線があるのが特徴です。

これは銀行の窓口に持っていくと、その人の銀行口座に入金がされるので、現金化するためには自分で口座から払い戻しを受けなければいけません。

口座に振り込まなければいけないため、確実な受け渡しができますので、盗難防止に役立ちます。

ただし、一度銀行の口座に振り込むなどの作業時間がかかりますので、すぐに現金化できません。

「線引小切手」には、さらに、「一般線引小切手」「特定線引小切手」の2種類があります。

「線引小切手」は指定の銀行は特にありませんが、「特定線引小切手」の場合、指定された銀行のみで取引が可能となります。

 

先日付小切手について

先日付小切手」は、小切手の振出日、つまり、発行した日より先の日付で降り出した小切手です。

簡単にいえば、「今、銀行に入っているお金は足りないけど、その日付までには、入金するから、その日まで銀行に小切手を持っていくのを待って!」ということです。

ですが、振出日前であっても、銀行に小切手を持って行きますと、銀行は支払い業務をしてしまいます。

銀行に残高がきちんと入ってない段階で、小切手を銀行に持っていてしまいますと「不渡り」になってしまいますので注意が必要です。

お互いの信用の元に振り出さなければいけません。

 

小切手の期限について

小切手の期限は振出日から10日目まで(振出日が0日目となりますので、11日間)です。

これを呈示期間と呼んでいます。

最終日が銀行の休業日にあたった場合、翌営業日が期限最終日となります。

小切手の受取人は、他の人にその小切手を譲渡でき、振出人に承諾を得る必要はありません。

呈示期間を過ぎてしまった小切手は、ただの紙くずとなって価値がないものになってしまうのでしょうか?

実は、私が換金を忘れていた小切手も呈示期間を過ぎていたものだったので諦めかけていたのですが、よく調べてみたら希望の光が見えてきました!

小切手の有効期限が切れてる!ただの紙くずになっちゃうの?

小切手の呈示期間が過ぎてしまい、有効期限が切れてしまった場合はもう捨ててしまうしかないのか・・・。

実は、小切手の呈示期間が過ぎた場合でも、決して価値が無くなるものとは限らないことがわかりました!

私も焦って捨てなくてよかったです。

 

小切手の「呈示期間」を過ぎた場合の対処法

小切手の呈示期間である

  • 小切手の振出日を含めて11日以内
  • 11日目が銀行の休業日なら、期限は翌営業日

この期限が切れた場合でも、小切手を換金できる場合がありますのでご安心ください。

少し日程が経過してしまったとしても、小切手自体の効力がなくなるわけではなく、支払いの義務が無くなるわけでもありません。

期限切れであっても、ほとんどの銀行が対応してくれます。

ただし、遡及権(そきゅうけん)は、呈示期間経過後6ヶ月、つまり振出日から6ヶ月経つと小切手債権が消滅します。

※遡及とは過去にさかのぼって影響・効力を及ぼすこと。

 

簡単にいうなら、6ヶ月以上経過した小切手は基本的には紙切れになってしまうということです。

 

でも、安心してください。

振出日から6ヶ月を過ぎていても、銀行によっては振出人にかけあって、もう一度手形を発行するなどして支払いをしてくれることもあります。

いずれにしも、小切手を手にしたら、なるべく早く換金するのが得策でしょう。

日本の小切手は「呈示期間」が過ぎても6ヶ月間はなんとか価値が無くならないことがわかりましたね。

ちなみに、私が持っていた小切手は、呈示期間は過ぎていたものの振出日から6ヶ月以内だったので、無事に換金することができました。

 

小切手以外のお金のやりとりについて、もっと知りたい人にはこちらがおすすめです。
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郵便局の現金書留では、最大いくらまで送ることができるの?

 

ここまでは日本の小切手の期限についてお伝えしましたが、海外の小切手についてはどうなのかについても合わせて調べてみました。
 

海外の小切手の期限が切れた場合の対処法はコレだ!

日本では呈示期間を過ぎても、振出日から6ヶ月以内であれば換金可能で、

6ヶ月を過ぎてしまっても銀行に相談するか振出人にかけあってみれば価値が無くならない可能性があることがわかりました。

では、海外では小切手の期限はどのような決まりになっているのでしょうか。

海外は日本よりも小切手を活用する場が多いため、知っておくと何かと重宝すると思いますのでぜひ参考にしてください。

 

アメリカやカナダの小切手の期限について

アメリカやカナダなどの外国の小切手の期限も6ヶ月です。

しかし、もし、「void after 180 days」と書かれていれば、その小切手は振出し日から、180日間、つまり、3ヶ月が期限です。

 

小切手の期限が切れてしまった場合の対処法


自分で振出人に依頼して小切手を再発行を依頼します。

小切手のコピーを送り、期限が切れてしまったと伝えましょう

海外の小切手を日本円の口座に入金の場合は外国為替取り扱いの支店へ持ち込みますが、換金手数料が取られます。

 

持ち物

小切手

入金先の口座の通帳

 

アメリカのマネーオーダーについて

アメリカの場合、郵便局でマネーオーダーを発行してもらうこともできます。

マネーオーダーとは、国際送金為替あるいは国際郵便小切手で、郵便局で扱っている海外へ送金するための裏技です。

アメリカの銀行から日本の銀行に電信送金する場合、送金手数料がとても高くつきます

外国の小切手を、日本の銀行で現金化するのも時間もかかります。

なぜなら、日本の銀行で、その小切手を振り出した銀行の振出人の口座に残高があるか確認する必要があるからです。

マネーオーダーは、日本の郵便局や銀行の窓口で、即座に現金化できます。

しかも、マネーオーダー作成の手数料は、送金金額にもよりますが、1ドル〜3ドル程度で、USPS(アメリカの郵便局)が発行した国際マネーオーダーは期限がありません。

欠点は、郵送しなければいけないため、時間がかかること。

急ぎでなければ問題ないのですが、急いでいて、マネーオーダーを郵送するために国際郵便の速達をしなければならないのであれば、銀行から銀行への電信手数料と結局同じくらいの送料がかかってしまいます。

また、通常の小切手は、紛失・盗難にあった場合にも対応策がありますが、マネーオーダーは、紛失・盗難にあった場合、補償はゼロ。

ですが、手数料がとても安く、換金がとても簡単ですので、海外からの小切手はマネーオーダーにしてもらうのもおすすめです。

 

私もアメリカ在住時に、日本の銀行に送金しなければいけないことがありました。

銀行窓口の人に、「500ドルの送金に、手数料が50ドルかかるから、マネーオーダーにすればいいのでは?」とアドバイスを受けました。

マネーオーダーは近所のスーパーやコンビニなどでもできます。

スーパーに行ったところ、「国際マネーオーダーは郵便局でしか取り扱っていない」と言われました。

郵便局に行くと、なんと手数料1ドルで日本への送料は2ドル未満でした。

日本の友人は、マネーオーダーを持って日本の郵便局に行き、面倒な手続き一切なしでその場で現金を受け取れました

 

小切手の期限についていろいろ調べてみましたが、換金する際には手数料がかかるものなのかについても合わせて調べてみたので、小切手の換金手数料の有無についても紹介します。

小切手の換金の手数料は?無料になるのはどんな場合なの?

ほとんどのケースにおいて、小切手の換金手数料は無料です。

小切手を振り出した銀行本店・支店で換金すれば手数料はかかりません。

また、発行元の銀行と自分の口座の銀行が同じ手形交換所の管内であっても無料となります。

では、小切手を発行した銀行ではなく、受取人の取引銀行に換金を依頼した場合は、どうなるのでしょうか?

その場合は、「取立委任 」することになります。

 

取立委任とは?

小切手の換金は、支払い銀行の店舗で行うのが一番簡単です。

しかし、支払銀行の場所が、小切手を持っている人の家の近くにないこともありますよね?

支払期日が同じであるのに、支払銀行が全然違う場所にある場合など、物理的に換金する銀行に行くことが不可能な場合もあります。

加えて、銀行の方でも、自分の銀行と全く取引のない依頼人が本当に「小切手の権利者」であるのか、不確かなこともあります。

盗まれた小切手かもしれないし、拾われた小切手かもしれないため、簡単に換金できないということも。

このため、小切手を持っている人は、自身の口座のある銀行に、小切手の取立を依頼します。

これを「取立委任」といいます。

取立委任には、手数料がかかりますし、実際に入金されるまでの日数もかかります。

取立手数料は、銀行によってまちまちですが、おおよそ1,000円前後かかります。

小切手はゆうちょ銀行でも換金できます。

小切手の取引委任について紹介しましたが、第三者に小切手を盗まれてしまったり、紛失した場合に悪用されることを考えると心配になりますよね。

小切手をなくした時の対応策についても調べてみたので紹介します。
 

小切手を紛失しちゃった!悪用される前にすべき事とは?

小切手を紛失したり盗まれたりした場合には、悪用を防ぐために事前に無効にする手続きを行いましょう!

小切手を無効にする手続きについて詳しく紹介します。

 

小切手を無効にする方法

小切手を紛失したり盗まれたりする場合は、以下の流れで無効にする手続きを行いましょう。

 

1.小切手の振出人にコンタクト

小切手の振出人にコンタクトをとり、金融機関に対して小切手の事故届を提出してもらうように依頼します。

拾った人が、悪い人でそのまま換金しようとした場合、銀行側でストップをかけることが先決です。

 

2. 警察へ連絡

次に警察へ連絡して遺失届または盗難届を提出し、遺失届受理証明書または盗難証明書を発行してもらいます。

 

3. 振出証明書の発行

小切手を振り出した人に、振出証明書の発行をお願いします。

その小切手が実際に振り出されたものであり、嘘でないことを証明するためです。

その小切手が直接、振出人から受けていない場合は、譲渡証明書も必要になります。

 

4.公示催告の申立

予約金と切手などが必要となりますが、無くした人は、簡易裁判所に、公示催告の申立をします。

銀行の手形交付証明書、警察の遺失届受理証明書または盗難証明書、振出人の振出証明書の添付が必須です。

公示催告とは分かりやすく言うと、「小切手を現在持っている人に対して、その本当の持ち主はあなたではないので、名乗り出て返却するように」と強く要求することです。

 

5.裁判所に出頭

小切手の場合、公示催告期間は6ヶ月間。この間に小切手の所在が明らかにならなければ、裁判所に出頭します。

出頭は、代理人でもOKです。

 

6.除権判決

裁判所にて、除権判決が確定すれば紛失した小切手は無効になります。

要は、過去6ヶ月間、その小切手を悪用した人もいなければ、落し物として届けた人もいない、誰が持っているか本当にわからないといった状態なので、

その行方不明の小切手は、もう無効になりましたよ、と裁判所からお墨付きをもらったということです。

申立手数料は、1,000円です。収入印紙で納めます。

郵便切手や官報公告の掲載料も必要になりますが、その費用はまちまちですので簡易裁判所に確認が必要です。

まとめ

小切手の換金期限・換金方法や、期限が切れた場合の対象方法について調査した要点をまとめます。

 

小切手の換金期限

  • 小切手を換金する期限(呈示期間)は、振出し日を0日とし原則10日間
  • 呈示期間が過ぎても換金できる場合もある
  • 海外の小切手の期限が切れた場合は再発行が必要

小切手の種類

  • 持参人払式小切手(「持参人」を訂正して「記名式小切手」「指図式小切手」にできる)
  • 線引き小切手(銀行が指定されていない「一般線引き小切手」と銀行指定のある「特定線引き小切手」がある)
  • 先日付小切手

小切手の換金方法

  • 「持参人払式小切手」は振出銀行の支店ですぐに現金化できる
  • 「線引き小切手」「先日付小切手」は口座に直接振り込まれるため、即日現金化はできない

小切手換金手数料

  • 小切手の振出銀行での換金は手数料は無料
  • 委任取立を通じて換金した場合は手数料がかかる

小切手を紛失したら場合

紛失した小切手を無効にするために、速やかに振出人、銀行、警察に連絡し、以下の書類を揃える。

  • 振出人:振出証明書
  • 銀行 :手形交付証明書
  • 警察 :遺失届受理証明書または盗難証明書

書類を揃えたら簡易裁判所に公示催告の申立をする。

 

小切手の振出し日から6ヶ月間経過後や、紛失した際には、少し手続きが面倒になりますので、小切手を受け取ったら、なるべく早く換金することをおすすめします。

私も今回、すっかり存在を忘れかけていた小切手の換金が無事にできたのでホッとしました。

今回のことを教訓に、また小切手をもらったときには早めに換金手続きを行うようにしたいと思います。

 

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