自動車学校で第二段階の学科全てを受講したので、卒検前効果測定を受けることになりました。
卒検前効果測定は難しいのでしょうか?
受からない人が多いのでしょうか?
自動車学校にあるムサシで何度も勉強しているのですが、不安です。
落ちた場合、何回も受け直すことができるようでしょうか?
受かるためのコツや対策などはないか、気になりましたので以下について調べることにしました。
卒検前効果測定について:
- 問題数・時間・難易度・合格点・合格率など
- 問題の特徴・出題範囲や受かるコツ
- おすすめ練習問題集やアプリ
効果測定に受かると、卒業検定受験資格が得られるようです。
つまり、合格したら、次にはいよいよ卒業検定受験資格が待っているということですよね。
卒業検定受験資格のことも気になりましたので合わせて調べましたので、参考にしてくださいね。
目次
卒検前の効果測定とは?問題数や時間、合格点はどのくらい?
効果測定には「仮免前学科効果測定」と「卒検前学科効果測定」の2種類があります。
今回の記事で説明する効果測定は卒検前の試験で、仮免許証交付を受けた人が進める第二段階終了後のテストです。
簡単にいうと教習所で勉強した第二段階の学科教習をどれくらい覚えているかを調べるテストです。
教習所の卒業検定の問題と似ている問題が出題されますので、卒業検定の模擬テストのような認識で良いでしょう。
卒検前効果測定の内容
卒検前の効果測定は以下のような内容になります。
- 問題数:95問
- 時間:50分
- 合格点:90点以上
- テスト形式:マークシート/選択問題
- テスト配点:○×問題が1問1点で90問、イラスト問題が1問2点で5問
ちなみに、仮免前の効果測定については以下の内容が目安になります。
- 問題数:50問
- 合格点:90点以上(45問以上正解)
- 効果測定時間:30分
卒検前の効果測定は、仮免前と比べると難易度が高めになっていることがわかりますね。
効果測定は教習所によって違う?!
仮免前効果測定と卒検前効果測定は、どちらも1回以上は効果測定で合格することが求められています。
教習所によっては、効果測定には2回〜3回など複数回合格しなければ、実際の学科試験を受けられない規定があることも。
合格点は、実際のテストと同じでように設定しているケースがほとんどですが、教習所・自動車学校によっては合格点が違う場合もあります。
卒検前の効果測定では学科試験に準じて、同じ問題数、時間、配点、問題レベルで実施されることがほとんどです。
実際の学科試験を意識して問題を解き、内容や難易度を把握するだけでなく、自分の弱点を測るツールにもなります。
自動車学校や教習所を卒業して、各都道府県に設置されている免許センターで受ける本免学科試験に合格するために、何回か受けて合格への道をみきわめましょう。
次章では卒検前の効果測定に合格するために、どのような問題が出題されるのか確認してみましょう。
効果測定に出る問題の特徴は?出題範囲や受かるためのコツ
卒検前の効果測定には常識的な問題が出題されるので、しっかり学科を受講して要点を抑えておけば大丈夫でしょう。
ただし、あまり難問は出題されないのですが、ひっかけ問題は多くでます。
卒検前の効果測定に合格するためにも、ひっかけ問題対策をしっかり行うことをおすすめします。
卒検前効果測定のひっかけ問題対策
卒検前効果測定のひっかけ問題にひっかからないようにするためには、問題文をしっかりと読むようにしましょう。
時間に余裕があるのでれば、見直しをしましょう。
テスト終了後には、間違えた問題があったのであれば、なぜ間違えたのか確認しましょう。
効果測定の出題範囲は教本のすべてです。
教習所・自動車学校によって、何回合格しなければいけないかはまちまちです。
以下のような問題の答えは比較的「○」が多い
- 原則として~
- 必要に応じて~
- 危険防止のためやむを得ない場合は~してもよい
- 必ずしも~とは限らない
状況に応じて、限定した条件下でのルールに関して質問しているため、「○」になることが多いです。
以下のような表現の答えは「×」のケースがほとんど
- 絶対~
- どんな場合でも~
- いかなる場合でも~
- ~に関係なく~
- ~に関わらず~
- 必ず~こうしなければならない
このように言い切ってしまっている文章の場合は注意しましょう!
ところで、効果測定の効果的な勉強方法やなかなか受からない場合に、何か良い練習問題集や無料アプリはあるのでしょうか?
効果測定に受からないなら、無料アプリで繰り返し対策しよう!
卒検前の効果測定対策で手軽に学習をするためには、地域ごとに適した問題集や、ソフト、アプリなどがあります。
とにかく何度も問題を解いて慣れることが大切なので、隙間時間をうまく活用してコツコツ勉強しましょう。
学科試験問題集
各都道府県において出題傾向が異なることから、地域に合わせて作成された学科試験問題集がエイト道交法出版社から発売されています。
地域に特化されている各県版学科試験問題集シリーズや地区ブロックに特化されている地区ブロック版学科試験問題集シリーズがあります。
オールカラー 普通免許<ひっかけ対策>問題集
オールカラー 普通免許<まるで本試験! >問題集
赤シート対応 完全合格!普通免許2000問実戦問題集
などの問題集もAmazonや書店にて販売されています。
ムサシ(MUSASI)・エイトラーニングシステムSS
全国で700校を超える自動車学校・教習所で導入されているeラーニングシステム「ムサシ(MUSASI)」。学科試験や各効果測定などにむけた道路交通法などを効果的に学べます。
「エイトラーニングシステムSS」を導入している教習所もあります。
パソコンや携帯から24時間、自己学習が可能です。
日本語以外にも、英語、中国語、ポルトガル語、スペイン語に対応しています。
無料アプリ
最近では、携帯電話やタブレットなどから簡単にダウンロード・インストールできるアプリなども充実しています。
Apple PayやGoogle Playで「仮免 問題集」「普通免許 問題集」などのキーワードで検索すると、さまざまなアプリがヒットします。
仮免・仮免許問題集 仮免学科試験
iOS向け Apple Store
Android向け Google Play
運転免許 普通自動車免許 学科試験問題集
iOS向け Apple Store
Android向け Google Play
このように、さまざまな勉強手段がありますので、自分にあったスタイルの勉強法を選ぶことが可能です。
ですが、問題と答えを丸暗記するだけでは、応用が効かないため合格できないこともあります。
教本の内容をしっかりと理解し、問題をしっかり読む。
そして、間違えた場合は、何をどう間違えたのかをチェックし、復習しましょう。
さて、この卒検前の効果測定に合格したら、いよいよ本番の卒業検定です!
卒業検定・いわゆる卒検とは一体どのような試験なのでしょうか?
効果測定の次にある卒検とは?どのような試験なの?
卒検前効果測定に合格したら、技能教習最終項目の「みきわめ」 を受けることができるようになります。
仮免の修了検定前にもみきわめを受けますが、卒検前にも同様にみきわめを受ける流れになります。
卒業検定前のみきわめとはどのような内容なのか確認しておきましょう。
卒業検定前に受ける「みきわめ」とは?
自動車教習所ではカリキュラムの基本操作・基本走行である1段階と応用走行である2段階を終えて、卒検前効果測定を合格したら、最終時限に「みきわめ」という時間を受けることになります。
「みきわめ」とは「教習を完了して良いか判断する時間」です。
2段階のみきわめで確認される内容
- 2段階において学んだことをしっかり理解しているか
- 基準に満たしているか
- 卒検に合格できる可能性が十分であるか
- 免許取得後に一人で運転しても問題ないか
卒業検定の内容
みきわめが終われば、いよいよ技能試験である最終試験の卒業検定です!
卒検は減点方式となっており、最初の持ち点である100点から好ましくない運転あるいは間違いをしたときに、減点されます。
最終的に70点以上、二種免許の場合は80点以上であれば合格です。
ちなみに、教官がブレーキを踏んだ場合はその場で一発不合格となります。
主な採点ポイント
- 車の前後左右など基本的な安全確認(出発前だけでなく、卒検終了後に車から降りるときもしっかりと)
- シートベルトしてからミラーあわせ
- 歩行者を確実に保護しているか
- メリハリのある運転(スピードを出すところと出さないところをちゃんと考えて運転しているか)
- 路肩駐車の脇を抜ける際の、ウインカーの点灯をしているか
- 危険性や運転が困難と思ったら際に、停止もしくは徐行するなどの判断力があるか
- 信号・一時停止の場所では余裕をもった位置で停止しているか
- 縦列駐車または方向変換がきちんとできるか
卒検に落ちてしまいますと、補習代や再検定代が追加でかかることもあります。
ちなみに、公認自動車学校の試験に合格した日から1年以内に発行された卒業証明書を提示すれば、運転免許センターでの技能試験が免除されます。
しかし、以下のようなケースになってしまいますと、自動車学校・教習所からやり直し、あるいは一発試験を受験する事になりますので注意が必要です。
- 有効期間内に適性試験や学科試験に合格できない場合
- 1年以内に試験を受けなかった場合
一発試験とは?
一発試験とは、自動車学校や教習所に通わずに、学科および技能試験を直に運転免許センターで受験し、合格することです。
通称「飛び込み」「飛び入り」「一発免許」といわれていますが、運転免許センターでは「普通免許試験の一般受験」や「普通仮免許試験の一般受験」などと言われます。
免許の更新手続きを忘れて失効した人や、交通違反、交通事故で免許を取り消しになった人などの多くが、この一発試験などで免許を取得します。
なかには、経費削減のために、初免許にもかかわらず一発試験を受験する人もいるようです。
まとめ
第二段階終了後のテストである、卒検前の効果測定について調べたことをまとめます。
卒検前学科効果測定の内容
- 問題数:95問
- 時間:50分
- 合格点:90点以上
- テスト形式:マークシート/選択問題
- テスト配点:○×問題が1問1点で90問、イラスト問題が1問2点で5問
卒検前の効果測定に受かるコツ
- 基本的に学科で学んだ要点を掴んでおけばOK
- ひっかけ問題が多い
- ○か×のパターンを掴んでおく
- 問題集や無料アプリなどを活用して問題に慣れる
卒検前効果測定に合格後の流れ
- みきわめ→卒業検定→免許センターで本番
- 卒検は減点方式で採点される
各都道府県によるなど、地域によって多少出題傾向が違うということなどは、全く知りませんでしたので、驚きました。
また、認定校ですと、卒業証書があれば運転免許センターでの技能試験が免除されることや、一発合格などのことも知ることができて良かったです。
これから、無料アプリを利用したり、教習所提携のムサシなどを使って勉強しようと思います。
合格するには、地道に繰り返しの勉強あるのみですよね。