あずきバーのカロリーと糖質｜太る要因やダイエット向きの食べ方を解説

【監修者：管理栄養士 髙村恵美】

井村屋のあずきバーはアイス類の中でカロリーは低いのですが、炭水化物の多い小豆（あずき）を使うため糖質が多いのが特徴です。

そのため、食べ過ぎると糖質の摂りすぎで太る恐れがあり、ダイエットを意識している方にとっては要注意です。

しかし、あずきバーは脂質が少なく、たっぷり入った小豆の食物繊維から、便秘の改善などのメリットも期待でき、食べ方さえ注意していればダイエット中も食べられますよ。

この記事では、あずきバーのカロリーや糖質が気になる方に知っていただきたい、次の項目をご紹介します。

実は井村屋あずきバーはいろんな種類がラインナップされているので、お好みに合わせて選べるのもうれしいポイントですね。

工夫次第で、あずきバーで摂ったカロリーを効率良く消費し、糖質を少なくして食べることもできますよ。

この記事を読むと、あずきバーを食べたいけれど糖質の高さが心配という方も、太りにくい食べ方のコツがつかめるのでぜひ参考にしてください。

※「あずきバー」は井村屋グループ株式会社の登録商標です。

記事監修・髙村恵美先生
管理栄養士・栄養士

髙村恵美先生のプロフィール詳細管理栄養士・フードスペシャリスト・栄養教諭二種免許/ 給食会社では、献立作成・衛生管理・厨房業務・コスト管理・帳簿作成など一通りの給食管理業務を経験。子どもとの時間を増やしたいと思い、パートで病院の栄養相談業務に従事。その後、保育園にて園児と先生のために離乳食など食事作りに携わる。プライベートでは、3児の母として奮闘中。 Instagram

あずきバーのカロリー・糖質一覧｜低カロリーなのに太る？

井村屋のあずきバーはカロリーの低い氷菓ですが、炭水化物の多い小豆がたっぷり使われているため、アイス類の中では糖質が高く、食べ方によっては太りやすい食品です。

さらに、風味の違うミルク金時や宇治金時は、原材料に乳製品や油脂類が加わるため、プレーン味よりカロリーや脂質が高くなります。

井村屋から発売されているあずきバーのラインナップから、カロリーや糖質などの栄養成分をチェックしましょう。

井村屋あずきバーの種類別カロリー・糖質

井村屋あずきバーの種類によって風味や大きさは異なりますが、1本あたり100～150kcal前後・炭水化物（糖質＋食物繊維）21～33gが目安です。

井村屋「あずきバーシリーズ」には、風味の異なる3種類と有機原料を使ったオーガニック商品があり、それぞれBOXタイプの6本入り商品と1本ずつの袋入り商品が発売されています。（※1）

プレーン味には、北海道産原料にこだわった「北海道あずきバー」（個包装タイプのみ）もあります。

さらに、原材料に北海道産大納言小豆を使用し、希少糖配合ですっきり味の「ゴールドあずきバーシリーズ」も個包装タイプのみで3種類ありますが、少し大きめの1本85mlです。

管理栄養士

髙村恵美

井村屋のあずきバーは、2018年9月に発売された「やわらかあずきバー」のように変わった種類が企画されることもありますよ。（※2）

以上の井村屋あずきバーのカロリー・糖質・脂質などの栄養価を比較すると、大きさだけでなく、シリーズ別・種類別にも違いがありました。

※リニューアルで栄養価が変更されている可能性があります。

あずきバーの個包装と箱入りのマルチパック（ファミリーパック）では、1本あたりの大きさが違う場合もあるため、容量やカロリーなどの成分表示をチェックしてください。

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あずきバーの宇治金時とミルク金時は、表側に抹茶アイス・ミルクアイスの層があり、油脂類や乳成分を使っているため脂質が増え、小豆の量が少ないので炭水化物が減るなど、栄養素やカロリーに違いが生じます。

種類別の栄養価の違いなどもわかりましたが、あずきバーはダイエット中や糖尿病などで糖質に気を付けている方には体に悪いといわれることもあり、食べて良いのか心配ですよね。

あずきバーがダイエット向きかどうか、他のアイスや甘味と比べて解説します。

あずきバーの糖質で太る？他のアイスや甘味と比較

あずきバーは他のアイス類と比べてカロリーが低くても糖質が高いので、食べ方に気を付けないと太る原因になりますが、食物繊維を含むことで体にメリットもあります。

また、他の乳成分が多いアイス類やおしるこ・ぜんざいなどの小豆を使った甘味と比べても、あずきバーを1本だけ食べるなら、カロリーや糖質も少ない場合が多いのです。

同じ氷菓でも小豆が入っていないガリガリ君は、あずきバーよりも低カロリーで炭水化物も少ないですが、雪見だいふくのように乳成分を含むアイスは乳脂肪分もあり、1箱食べるとカロリーや脂質が多くなります。

管理栄養士

髙村恵美

アイスは商品によって甘さが違い、砂糖などの甘味料の量によっても糖質量が変わります。

あずきバーの炭水化物は確かに多いのですが、糖質だけでなく小豆の食物繊維が約1割含まれているため、便秘の改善などの体に良い効果が期待できることが、ダイエット中にもうれしいメリットになります。

（※食物繊維量は7プレミアム・あずきバーマルチの成分表示を参照）

しかし、あずきバーは小豆に砂糖を加えて作るため、食事後の血糖値の上がりやすさや1食分の糖質量との関係を示すGI値・GL値は高めの食品です。（※14）

高GI・GL食品を食べると血糖値が急上昇しやすいため、体に脂肪が蓄積し太りやすくなります。（※15）

あずきバーの資料が見つからないため、参考につぶあんの値を示します。（※16）

あずきバーは、摂取カロリーや脂質を減らす目的ならおやつにおすすめですが、糖質の多さや血糖値の上がりやすさから、厳重な糖質制限ダイエットには向いていません。

とはいえ、糖質制限中であっても、商品の選び方や食べ方を工夫したり、食べた分を意識して運動で消費したりすれば、あずきバーも美味しく食べられますよ。

まず、簡単に実践できる、あずきバーの摂取カロリーを消費するおすすめの運動からご紹介します！

あずきバーのカロリー・糖質の消費に必要な運動量目安

あずきバー1本分の摂取エネルギー100～150kcalを消費するためには、スポーツをするならそれほど大変ではありませんが、いつもより日常生活の中で活動量を増やす必要があります。

ここでは、スタンダードなあずきバー1本分の112kcalを消費する場合を想定して、毎日の家事や軽めの運動でどれくらいの時間が必要になるかを考えてみました。

あずきバー1本分のカロリーを運動で消費するのはそれほど大変ではなく、スポーツや運動が苦手な方も日常生活で行う活動を普段より多めに頑張るよう意識すると簡単に消費できます。

管理栄養士

髙村恵美

ずっと片付けたかった場所を掃除する、ちょっと手間がかかる料理に挑戦する、エスカレーターを使うところを階段に変えるのも良いですね。

このように、あずきバーを食べた分のカロリーは工夫次第で簡単に消費できますが、太りにくい食生活を習慣づけダイエットを成功させるには、糖質の摂取量に注意することが重要です。

あずきバーを食べても太らない、カロリーや糖質をオフできるダイエット向きな食べ方をご紹介します。
 

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あずきバーの太らない食べ方｜カロリー・糖質オフするには

あずきバーから摂取するカロリー・糖質を少なくするには、ミニサイズの商品を選び、1回に食べる量を減らす方法が簡単です。

例えば、コープ（日本生活協同組合）と共同開発の6本入り・マルチパックあずきバーなら、1本55mlのミニサイズ（98kcal）なので、65mlの定番商品よりカロリー・糖質が少しずつ減らせます。（※19）

セブンイレブンでも、ミニサイズ（88kcal/本）の5本入り、7プレミアム・あずきバーマルチが購入できますよ。（※20）

あずきバーを食べるときに低カロリー・糖質オフを可能にするには、飲み物の選び方も大切です。

飲み物のカロリー・糖質にも注意！

あずきバーを食べた後、口の中が甘くて飲み物がほしくなったときは、カロリーや糖質が含まれないものを選びましょう。

糖分を多く含む炭酸飲料や甘い味の付いたドリンクを一緒に飲むと、糖質の摂取量がさらに増え、太りやすい状態になります。

水やお茶、砂糖を入れないコーヒーや紅茶などがおすすめです。

あずきバーを食べて太らないためには、飲み物のカロリー・糖質をオフするほか、腹持ちを良くする食品を食べ合わせる方法もあります。

ナッツ・チーズ・卵などを食べ合わせ腹持ちを良くする

間食にあずきバーを食べるとき、脂質を含むナッツ類やたんぱく質が多いゆで卵・チーズなどを一緒に食べると、糖の吸収を緩やかにし、太りにくくできます。

ゆっくりと消化される脂質やたんぱく質を一緒に摂ると、あずきバーの糖質と胃の中で混ざり合うため、血糖値の急上昇が抑えられ、腹持ちを良くすることができるのです。（※21）

管理栄養士

髙村恵美

間食で満足感を味わえれば、ダイエットも効果的にできますよ。

間食は1日に200kcalくらいを目安とし、スタンダードなあずきバー1本を食べるなら、他の食品はあと90kcalくらいで調整し、カロリーの摂りすぎにならないように注意しましょう。

あずきバーを食べても太らない商品の選び方や食べ合わせ方がわかりましたが、ダイエット中は食べる時間やタイミングにも注意しましょう。

夜間や寝る前は禁物！食べるなら昼間がベスト

高糖質の食品を活動量の少なくなる夜間や就寝前に食べると、余分な糖質が体脂肪として蓄積されやすいので要注意です。

太らないために、あずきバーは昼間の活動量の多い時間帯に間食として上手に活用しましょう。

結論｜あずきバーは低カロリーだが糖質は高いので注意

あずきバーは、カロリーは低くても糖質が高いので、ダイエット中は食べ方に注意が必要ですが、小豆の食物繊維による体に良いはたらきが得られることはメリットになります。

食べ方を工夫すればカロリーや糖質を減らし太りにくくすることもでき、あずきバー分のカロリーを運動や日常の活動の中で消費することも可能です。

あずきバーを食べても太りにくい食べ方のポイントと、あずきバー1本分の摂取カロリーを無理なく消費する運動量の目安をご紹介しているので、あずきバーが食べたいときは、ぜひ参考にしてくださいね。

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