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200ルーメンの明るさの目安は?500ルーメン・600ルーメンとも比較

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200ルーメン 明るさ 目安

【執筆者:編集部 鳥越菜生】

200ルーメンは、懐中電灯や自転車のライトに必要だと言われるレベルの明るさです。

暗い道や周囲を明るく照らしながら、すれ違う人に眩しい思いをさせないためには、300ルーメン程度までが好ましいと言われます。

また400ルーメンくらいになると室内の照明にも使える明るさなので、電球を取り変える際にワット数相当の目安がわかっていると便利です。

そこでこの記事では、200ルーメンとはどのくらいの明るさかをはじめ、照明やled電球のルーメン値の目安をご紹介します。

この記事を読むとわかる!
200ルーメンの明るさのこと
  • 200ルーメンだとどのくらいの明るさになるのか
  • ルーメンとワットの違い
  • 照明器具に適したルーメン値目安
  • 500ルーメン・600ルーメンなどとの明るさ比較

照明器具選びで悩んでいる人や、部屋の照明を省エネや節約になると噂のled電球に変えたい人もぜひ参考にしてください。

   

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200ルーメンの明るさ目安 | 300・400ルーメンとの比較も

200ルーメン 明るさ

200ルーメンはよく懐中電灯や自転車のライトに必要な明るさだと言われ、商品選びの目安にもされています。

200~600ルーメンの用途比較
200ルーメン 300~
400ルーメン
500~
600ルーメン
・懐中電灯
・自転車ライト
・間接照明
・卓上ライト
・スポット照明
・常夜灯
・デスクライト
・トイレの照明
・廊下・玄関照明
・キャンプ用
テーブルランタン
・トイレの照明
・廊下・玄関照明
・洗面所の照明
・キャンプ用
タープ内ランタン

ルーメンという単位は、昔から使われてきたワットやルクスに比べて、まだ聞きなれない人もいるでしょう。

明るさ比較に使われる単位
ルーメン(lm) 光源から放たれる光束の総量
ワット(W) 消費電力量
ルクス(lx) ある一定の範囲(面)で得られる照度

ワットは電気の消費量を示す指標で、明るさを表す単位ではないのです。

しかし従来の白熱電球はワット数が大きいほど放出する光量が多く明るくなるため、明るさを把握するための指標としても重宝されてきました。

少ない消費電力で多くの光束を出せるled電球の使用が増えたため、明るさの度合いを比較するには、光の放出量を示すルーメンが推奨されています。

まずは200ルーメンがどのくらいの明るさになるのか、目安を確認してみましょう。

200ルーメンは懐中電灯や自転車ライトに必要な明るさ

200ルーメンは、暗い部屋や道を照らすための一般的な懐中電灯や自転車用トの明るさです。

100ルーメンあれば手元や足元をスポット的に照らすには十分ですが、前方を何メートルも照らせるほどの光量ではありません。

数メートル先まで道上を照らしながら、自転車で安全に走行するために必要な明るさ目安は、200ルーメン以上と言われます。

自転車用ライトにも調光できるタイプがあり、最低出力が100~200ルーメンで環境や天候に合わせて使い分けられ人気です。

懐中電灯にも100~200ルーメンくらいの商品が多い中、led電球使用の1000ルーメンを超えるタイプも販売されています。

しかしあまり明るすぎると眩しく反射して見えづらくなるため、一般的な用途には300ルーメン程度までで充分という意見が多いです。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
また200~400ルーメンの明るさは、部屋の中でも間接照明やフロアスタンド・テーブルライトなどの弱めの光が好ましい照明器具に適していますよ。

薄暗さが残る200ルーメンと比べると300~400ルーメンはかなり明るく感じられるので、狭い空間ではメインの照明にもなります。

300ルーメンや400ルーメンはトイレや玄関灯にも

300~400ルーメンになるとトイレや玄関などの照明にも使われ、キャンプではテント内やテーブル用ランタンにぴったりの明るさです。

細部までくっきりと見える必要のないトイレや玄関・廊下などには、明るすぎない400ルーメン前後の照明を使う場合もあります。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
また勉強机用のデスクライトにも、文字がはっきり見えて眩しすぎない300~400ルーメン程度の明るさが推奨されていますよ。

同じルーメン値でもトイレのような個室全体を照らす場合と違い、デスクライトのように光源から近い面を照らす際は強い明るさが得られます。

用途によってはルーメン値だけでなく照度が大切なので、照明器具の種類によってはルクスの表示が優先されていますよ。

JIS(日本産業規格)が定めた住宅内の各部屋・作業に必要な照度の基準では、作業全般に100ルクス、パソコン作業に500ルクス、読書・勉強には750ルクスが推奨されています。
※参考元:照度基準の検討 | 照度基準の見直し案(厚生労働省)

ルーメン値が高いほど明るくなっていくので、500~600ルーメンになるとどんな用途に使えるかや、部屋の照明の明るさ目安なども確認しておきましょう。

 

500ルーメン・600ルーメンとも比較 | led照明の明るさ目安

ルーメン 明るさ 比較

500ルーメンや600ルーメンになると、光源に近い位置では眩しくて目に負担がかかるおそれがあるので、卓上ライトには向いていません。

しかしキャンプ時のタープ内に吊り下げるランタンや、室内ではトイレや洗面所・廊下・玄関などでの高い位置に付ける照明には適していますよ。

キャンプのサイト全体を照らすメインライトには1000ルーメン必要とも言われますが、眩しすぎるという人もいます。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
車のヘッドライトが800ルーメンくらいです。

部屋の天井に付けるled照明の明るさ目安や、白熱電球から交換するときの注意点も確認しておきましょう。

部屋の照明は4畳半でも2000ルーメン以上必要

4畳半の天井照明に必要な明るさ目安は2000ルーメンくらいからですが、畳数の高い部屋用の照明器具を調光して使う方法もおすすめです。

日本照明工業会は、机上面で100ルクスの照度を得るために必要な光束量(標準定格光束)を目安として、led照明の畳数表示基準を定めています。
※参考元:LED照明器具の適用畳数について | 一般社団法人日本照明工業会
部屋の畳数と必要な光束量(lm)目安
畳数 標準定格光束 許容範囲
(照度:75~150lx)
~4畳半 2700 2200~3199
~6畳 3200 2700~3699
~8畳 3800 3300~4299
~10畳 4400 3900~4899
~12畳 5000 4500~5499

ペンダントライトのような吊り下げ照明の場合は、少し低めの数値で対応できます。

20形蛍光灯に多い1200ルーメンの明るさは4畳半の部屋には暗く感じるので、洗面・化粧室や脱衣所などの2~3畳用が目安です。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
とはいえ食卓で補助的に使うペンダントライトにはぴったりで、暖かみのある色調なら、料理をおいしく見せる効果も期待できますよ。

明るさの感じ方はルーメン値だけでなく、照明器具のデザインや位置・電球色のほか、カーテンや壁紙の色味や部屋の雰囲気によっても左右されます。

また高齢になるほど、同じ光量でも暗く感じる傾向があるため注意が必要です。

80歳になると30歳に比べて2割程度暗く感じるというデータもあるので、加齢による変化も考慮しましょう。

手持ちの照明器具の白熱電球をled電球に変えると寿命が長いうえに、電力消費を抑えて同程度の明るさにできるので省エネになる場合があります。

交換時に照明器具のワット形と合わせやすいように、led電球に表示するルーメン値の基準も定められていますよ。

白熱電球からled電球に変えるときの明るさ目安

白熱電球をled電球に付け替える場合は、照明器具に使用可能な電球の大きさと最高ワット数を確認し、適した明るさ表示のあるものを選びましょう。

日本照明工業会が定めた、各ワット形相当と表示する際に必要なルーメン値の基準を参考にすれば、led電球の明るさ選びに役立ちます。

一般電球の表示区分(※1)
一般白熱電球
(E26口金タイプ)
ルーメン値
(lm以上)
20W形相当 170
30W形相当 325
40W形相当 485
50W形相当 640
60W形相当 810
80W形相当 1160
100W形相当 1520
ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
200ルーメンは、20ワット形相当ですね。

電球を選ぶ際にはほかにも、サイズや形状を合わせたり、直下タイプか広配光タイプかを選んだりといくつか注意点があります。

電球の種類やサイズ選びについては、こちらを参考にしてください。

適した電球を選んで、照明器具や用途に合う快適な明るさを叶えましょう。

 

結論 | 200ルーメンの優しい明るさは卓上ライトにもぴったり

200ルーメンの明るさのまとめ
  • 200ルーメンは懐中電灯や自転車ライトに必要な明るさ
  • ルーメンは照明器具や電球の明るさを表す単位
  • led電球はルーメン値が高くても消費電力は少ない
  • 用途ごとに適した明るさがある
  • 部屋の照明に必要な明るさは広さに応じて変わる

200ルーメンは懐中電灯や自転車用ライトをはじめ、フロアライトやテーブルランプのほか間接照明にもぴったりの明るさです。

300や400ルーメンになると、デスクライトに推奨されるほど、卓上では文字がくっきり見えて勉強や作業向きの明るさになります。

500ルーメンや600ルーメンはトイレ・廊下・玄関の照明など、室内でも活躍する場が多い明るさで、白熱電球を付け替える場面もあるかもしれません。

led電球に変えたいときは、ワット形相当とルーメン値の目安をぜひ参考にして、用途に合った明るさを選んでみてください。

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